【ONE PIECE】繋がっているきょうだいの絆～forth～ (ページ15)

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番外編７No.1 ページ15

？「あなた、よく来てるわね」

貴女「ん？…あァ」

本から顔を上げると、そこには見覚えのある女性がいた。

貴女「でも、お姉さんもよく来てるよね」

女性「ふふ、まあね」

ここは、ゴア王国中心街の図書館。本がたくさんあるから、よく来ている。

女性「私はリーヴル、16なの。あなたは？」

貴女「A。12だよ」

リー(リーヴル)「本は好き？」ﾆｺ

貴女「もちろん、じゃないと来ないでしょ？」

リー「クスッ…それもそうだわ。少しお話ししない？」

貴女「いいよ。なら、ずっと立ってないで隣、座ったら？」

リー「ありがとう。ならばお言葉に甘えて」ﾆｺ

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リー「あら、もうこんな時間じゃない!!」

貴女「あ、本当」

図書館の時計を見ると、６時半だった。

リー「A、門限は？」

貴女「ないよ、親いないし」

リー「え…」

貴女「でも、きょうだいとかの夕飯作んないと」

リー「そうなの!!凄いのね。私なんてこの歳で料理なんてできないのに…」ｽﾞｰﾝ

貴女「そ、そう…」苦笑

リー「それじゃあね、今までもよく見かけたし、きっとすぐ会えるわ」

貴女「そうだね、また会えるといいな

またね、リーヴル」

リー「ええ、またね、A」ﾆｺ

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貴女「ただいまー」

ルフィ「遅ェよA!!おれは腹が減って死にそうだ!!」

エース「何してたんだよ！」

貴女「ごめーん、図書館で会った人と話し込んじゃって。今すぐ作る」笑

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お、あった♪ブラッグメン!!

冒険記って好きなんだよね～、わくわくするもん。

“リトルガーデン”ってとこもいつか行ってみたいな～～……

きっと、“偉大なる海(グランドライン)”にあるに違いない……!!

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？「本当に冒険記が好きなのね」

貴女「……あ、リーヴル」

顔を上げると、前に会った時のようにリーヴルが、本を抱えて立っていた。

リー「覚えててくれたのね。隣、いい？」

貴女「どうぞ」

リー「それ、誰の冒険記なの？」

貴女「ルイ・アーノートの日誌をまとめたものだよ、すっごい面白いの!!

……冒険記を読んでるとね、きょうだいがいつか、海へ出たら本を書きたいって言ってたの思い出すんだ…」

リー「………悲しそうに、言うのね…」

貴女「死んじゃったから…」ﾆｺ…

リー「……そう…なの…」

貴女「そんなことより、この前の続き、話さない？」ﾆｺｯ

リー「…！ええそうね!!」ﾆｺ

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