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テテ「それって…」
ヒューバーン!!
ヒューバーン!
子供A「うわっ!!爆発したかと思った!」
真っ暗だった空に、大きなカラフルな花が咲いた。
その花は消えてはまた大きな音をたて、花が開く。
子供D「うわ〜!!花火だ!!綺麗!!」
子供達皆はフェンスに顔を近づけ目をキラキラしながら空を見上げていた。
こんな間近で花火が見られるなんてここの病院の近くで祭りでもやっていたのか。そう思ってると、後ろからヨナの声が聞こえた。
ヨナ「へへ!!A!これ私たちが用意したものだよ!」
「どう言うこと?」
ヨナ「釜山の花火大会を中止させちゃったのは凄く申し訳なかったけど…」
その発言に前の事を思い出した。釜山、夏祭り、中止。
「これって…まさか!」
テテ「そう…そのまさかだよ。俺たちが花火作ってるウヨウさんにお願いしたんだ」
ヨナ「ホントに苦労したんだから!感謝してよね!A」
「でもどうやって…」
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ヨナ「夏祭りどうする?」
彼女は学校でだらだらしながらテヒョンの机に顎を載せながら話しかけていた。彼は読書をから彼女に目を向けこう言う。
テテ「花火を見させてあげたい」
ヨナ「だから、それを言ってるんじゃん!Aは足が動かないし多分病院から出ちゃダメだし…釜山だってここからじゃ見えないよ…」
そう言ってまた机に顎を載せ考えていた。
ヨナ「ひらめいた!!私たちがそう言う専門の人に頼めばいいんじゃない??あたしって頭がいいかも!」
テテ「馬鹿なのか?一体どこにそんなオーケーが貰えると思ってるんだよ」
ヨナ「当たり前じゃん!釜山の花火大会だよ!まだチラシも配られないうちに私たちが頼めばいいんだよ!そしたら開催しないでしょ?」
テテ「俺たちの為に祭りを台無しにするのか?」
ヨナ「じゃあ他にどうしろって言うのよ?来年はAがいないのよ?」
テテ「来年はいない?誰が?」
彼は本を強く閉め、彼女を睨むように強く問い詰めた。
テテ「いなくなるなんて言うな。絶対に良くなる」
ヨナ「そう…だね」
彼女は何も言えなかったのか目をそらし肯定した。
テテ「その花火作ってる人はどこで作ってるんだ?」
ヨナ「そうこなくっちゃ!」
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作者名:マリモ | 作成日時:2021年12月3日 21時