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ヨナ「あぁ〜…釜山の花火大会今年も見に行きたかったなぁ〜」
ヨナは口を尖らせブーブー言っていた。
「仕方ないよ…何か原因があって中止なんだと思うよ…」
ヨナ「でも毎年だよ!?毎年行われてる物だよ!?」
彼女は私の寝るマットレスをバシバシ叩いて文句を見せつけるように訴える。
テテ「誇りが舞う、やめろ。」
「テヒョンの言う通りだよ。おやめ。」
そう私たち二人に言われてショックだったのか涙目になりながら彼女は「だって…だって〜!!!花火見たかったんだもん!!!」っと言い子供のように駄々をこねる。
「ヨナ〜!!みっともないよ?皆見てるんだしもう私たち高校生よ?大人になりなさい。」
テテ「Aの言う通りだ。大人しくしてろカス。」
ヨナ「ちょっとテテ!Aはともかくあんたのその悪いお口は直したらどーなの!?カスはないでしょカスは!!だいたい私はカスが付くような汚い女の子ではないですわ」
彼女は両手をぶりっ子がやるような手をして顎に載せ目をうるうるしながらそう言った。
「はは…ヨナ喋り方…」
苦笑いをして、彼女を白い目で見る。
ヨナ「ということで!」
「うわっ!なに!?急に」
彼女はさっきのぶりっ子とは違いいつものヨナに戻った。
ヨナ「じゃーん!!」
彼女は大きな袋の中に花火がたくさんあった。
「買ってきたの?」
ヨナ「そう!私とテテが折半して買ったんだよ!病院の屋上で花火しようよ!!」
「えっ!ありがとう!いくらしたの?私も出すよ」
私は自分のカバンから財布を取り出してそう言ったが彼女が私の財布を急に奪い勢いよくカバンに入れた。
ヨナ「Aは出さなくて良いの!!」
「でも…良いの?テヒョンは私に払って欲しいよね?」
テテ「はぁ…俺はこいつに賛成だ。払わなくて良い。俺たちの気持ち受け取れ」
「ありがとう!いっぱい楽しもうね!」
私は二人を同時に抱き締めた。
ヨナ「へへ!!」
彼女は嬉しそうに鼻を触る。
テテ「…どういたしまして…」
彼は少し笑っていた。
「二人とも大好き!最高の夏祭りにしましょう!」
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作者名:マリモ | 作成日時:2021年12月3日 21時