38 テヒョン編 ページ39
今日は楽しかったなぁ…
俺は一人で大きい自分のベッドでゴロゴロしながら今日のことを思い出していた。
チョン「なにか嬉しいことでもありましたか?」
チョンはカモンミールティーとブルーベリーチーズケーキをベッドの側の机に置きながら俺に話してきた。
テテ「うん!あのね、僕友達が出来たんだ!」
その日は彼にAに会ったことを懐かしむように話し、それを聞いている彼は嬉しそうに耳を傾ける。
テテ「また明日も会いたいな…」
ケーキを食べながそう言うと彼は。
チョン「また会えますよ。明日もお坊っちゃまが頑張れば毎日のように会えますよ。それにわたくしもそのA様と言う方にお会いしたいですね。」
テテ「だ、ダメだ!」
俺はなぜか嫉妬が芽生えた。彼も俺も自分が言った言葉に少しだけ驚く。
テテ「あっ、いや…ごめんなさい。ただ、友達を取られたくないって言う気持ちが出ちゃって…」
そう言うと、彼は驚いた顔を辞め今度はクスッと笑うようにこう言う。
チョン「大丈夫ですよ。わたくしはお坊っちゃまのお友達を取ったりしませんよ。」
そう言うと、彼は空になったティーカップをトレーの上に置く。
チョン「お坊っちゃまは、その女の子が好きなんですね」
テテ「す、好き!?そ、そう言うわけじゃない!」
俺は顔を真っ赤にして、自分の枕を彼に投げるが糸も簡単に避けられてしまった。
チョン「何をおっしゃっていられるんです?わたくしの好きは友達としてですよ?」
彼はイタズラの様に俺をからかった。
それがまた、恥ずかしくて枕で頭ごと隠す。
まさにその光景は頭隠して尻隠ずの様に。
テテ「もう良い!僕は寝るんだ!!おやすみなさい!!」
彼はクスクス笑うが、[おやすみなさい]と言い、俺の部屋から出ていく。
テテ「好き…かぁ…」
そう自分で言うと、彼女の笑う顔がフラッシュバックする。
一人でまた赤くなるのであった。
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作者名:マリモ | 作成日時:2021年12月3日 21時