22 ヨナ編 ページ23
ヨナ「ちょっと!!パパと服とか下着とか同じ洗濯しないでって言ったじゃん!!」
私は中学生になり制服もちゃんと着こなせれないぐらい、慌てていた。
つまり、遅刻した。
ヨナ母「はいはい!分かったわ。はい、朝ごはん!」
ヨナ「それ前も聞いたつーうの!!ってか朝ごはんよりなんで起こしてくれなかったの!?」
ヨナ母「あら!もうそんな時間だったの?」
彼女は慌てたような様子を見せてるふりをしているのか、なんも慌てたような感じはなく、私はそれにイラつかせた。
ヨナ「もう!しっかりしてよね!!」
私が少しやんちゃ風の性格になってしまったのはこんなのんきな母親にはなりたくないって言うこともあるし、反抗期って言うのもあるからだろう。
ヨナ「もう行くよ!!」
ヨナ母「はいはい〜!!」
私は慌てたように、ドアを開け走り出す。
ヨナ[今間に合えば、Aに会える!]
私は走ってケータイを見ながら時間を確認する。
ヨナ[あっ、いた!!]
彼女が見え、私は叫ぶとその名前に反応したのか止まって振り向いてくれる。
そのふわふわした髪の毛、私たち韓国人にはない二重に目がぱっちりして色素の薄い茶色の目。
しっかりとした性格、そして頭が良い。
「あれ?今日も遅刻?」
彼女は笑っていた。その笑った瞬間花がうわっと出るような感じ、私は…
ヨナ「うん……」
「また夜更かししたんでしょ?ダメだよ?」
私は何もかも羨ましかった。
私が初めて恋をしたのは変な時期に転校してきた背の高いミステリアスな男の子。
担任の先生「じゃテヒョン君、自己紹介してね」
テテ「…………。」
担任の先生「じゃ、じゃあ先生が自己紹介しますね。この子はキム・テヒョン君です。みんな仲良くね!じゃあ…イ・Aさんの所が空いているからその隣座ってちょうだい。」
彼の名前はキム・テヒョン。
彼もAと一緒で綺麗な人で、私は一瞬にして彼に見とれてしまっていたんだ。
でも…
彼女がずーっと彼を見つめていたのを私も見ていた。
そう…
彼女にはかなわない。
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作者名:マリモ | 作成日時:2021年12月3日 21時