12 過去編 ページ13
テテ「………………」
ヨナ「じーーーーーー」
テテ「……………………」
ヨナ「じーーーーーー」
「………。ヨナ…見過ぎでは…」
ヨナ「いや。なんかイケメンが近くにいるとこっちも楽しくなっちゃって。」
「いや…内容がちょっと…引く…」
テテ「こっち…見んな…」
冷たい言葉をヨナに向けて席を離れどこかに行ってしまった。私は彼女の顔をちらっと見たら固まっており目がゴマの様に小さくなっていた。
ヨナ「ななななななな、何あれ…」
「動揺し過ぎじゃない?てか怖いね。」
ヨナ「もぉーーー!!私の魅力に気づかないなんてー!」
両足をバタつかせて足掻いていた。
ヨナ「そうだ!!」
彼女は何かをひらめいたのか、私に少し近づいてきた。
「な、なに?」
ヨナ「ある作戦よ…。」
そう言い私に耳打ちをする。
「えっ!?」
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[こんなんで【はい、分かりました】って言うのかな…。]
担任の先生「はい。皆さんお気をつけて帰ってくださいね!」
生徒皆「先生、さようならー!」
ヨナ「ねぇねぇー!テテくーん、一緒、か・え・ら・な・い?」
彼女は制服のボタンを胸元が見えるぐらいに外し色気ムンムンに出して彼にそう言った。何故色気作戦なのかは私にも分からない。
テテ「むりっ、キモい。」
そのきつい言葉を言い残して自分の荷物を持ちさっさと帰っていった。
彼女はと言うと…。唖然としていて口を開けたまま固まっていた。
ヨナ「えっ…。」
私はそっと彼女の肩に手を置きこう言う。
「二人で…。帰ろっか。」
ヨナ「…うん。」
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作者名:マリモ | 作成日時:2021年12月3日 21時