Lost 43 ページ14
俺は家に着いてから
食事や入浴を手早く済ませ、
自室の机へと向かった。
ノートパソコンを開き、
佐野から貰ったメモに書いてある
URLをゆっくりと打ち込む。
末澤｢………いかにも、やな｣
佐野が教えてくれたのは
アングラ系のサイトが
集約されている場所。
悪魔のような、得体の知れない
何かがトップページに表示された。
末澤｢………さ、やりますか｣
俺はペンとメモを傍らに置き、
表示されたサイトを1つ1つ
クリックして内容を確認する。
末澤｢………マジで、趣味悪いな｣
佐野に対しての本音を漏らしつつも
自分が望んだことであるから
文句は口が裂けても言えない。
俺は片っ端から怪しげなサイトを
探していくものの、そう簡単には
見つける事が出来ずにいた。
末澤｢………………ん？｣
若干の眠気を覚えながら
クリックしたサイトの先。
『 例 の 噂 に つ い て の 続 報 』
と書かれたページが出てきた。
末澤｢これ、もしかして……！｣
俺は慎重にカーソルを動かす。
しばらく真っ黒な画面が続いたが、
不意に白文字が並び始めた。
『消えた人間が戻って来る状況は
2パターン存在するらしい』
末澤｢………2パターン？？｣
俺はメモを取りながら、
さらにカーソルを動かす。
『1つ目は以前も記載したように
日常生活へそのまま戻れるパターン』
これは佐野が教えてくれたやつやな。
やっぱり、事実やったんや。
『もう1つは
望みを』
━━━━バチン！！！！
末澤｢…………え？？｣
もう1つのパターンを見よう。
そう思った瞬間
激しい音と共にパソコンの画面が
真っ暗になった。
末澤｢……え、何や？何でや？｣
俺は電源のスイッチを押したり
マウスを動かしたりするが、
パソコンはうんともすんとも動かない。
末澤｢………壊れた？｣
このタイミングで、何故？
何者かに阻まれたかのように、
その後もパソコンは動かなかった。
末澤｢嘘やろ………｣
手掛かりを掴みかけた矢先なのに。
その後、スマホで探したものの
さっきのサイトは見つからなくて。
末澤｢………一晩、待ってみるか｣
俺は諦めて眠りに就くことにした。
翌朝、幾度も味わった衝撃を
受ける事など想像もせずに。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 256人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆい(プロフ) - もう更新はしないんですか？？？ (2021年3月17日 1時) (
レス) id: 1ca1725196 (このIDを非表示/違反報告)
いちごぷりん - このお話ほんとに面白いです(*≧∀≦*)ハラハラしながら読んでます。無理しないで頑張ってください！更新待ってます！ (2020年3月5日 8時) (レス) id: 39651266d5 (このIDを非表示/違反報告)
ふーか - 更新待ってます！ (2020年2月21日 22時) (レス) id: 6f297082fe (このIDを非表示/違反報告)
なにふぁむみ☆ - あ、元みぃ☆です (2019年12月25日 22時) (レス) id: bd60e02c69 (このIDを非表示/違反報告)
なにふぁむみ☆ - 大変ですね…。ずっと待ってるので、頑張ってください！ (2019年12月25日 22時) (レス) id: bd60e02c69 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Sakura | 作成日時：2019年10月24日 22時
