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諸伏side
組織に公安だとバレた。俺の逃げ場はもうあの世しかない
もう死ぬしかないんだ
すまないゼロ...最後まで一緒にいてやれなくて
覚悟を決めて廃ビルの屋上まで登る
登り切れば先客がいた。しかもこの前警視庁であった女性だ
思わず声を荒げる
「何してる!早く逃げろ!!」
「...?」
この前とは雰囲気が違う
綺麗な瞳は、虚な目をしている
「にげる?なんで?せっかくおいかけてきたのに
わたしを、おいてくの...?」
「何言ってるんだ...!ここにいちゃダメだ!!」
口調がおかしい。まるで少女の様だ
「お、にぃ、ちゃん....」
「えっ...?」
お兄ちゃん?
一言そう言えば虚な目からは涙が溢れていた
その瞬間糸が切れたように倒れ込み
俺は自決どころでは無くなった
後から追いかけていたライとバーボンに事情を説明し
俺と彼女は車に乗せられて警視庁に向かった
彼女は松田と萩原に受け渡し、俺は公安に戻り陰ながらゼロを支える存在となった
不思議な出会いだったけど、周り回ってあの彼女に助けられた。今度会った時、ちゃんとお礼がしたい
でも、なんであの場所にいたんだ
しかも、“お兄ちゃん”って....
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ぴく(プロフ) - ユナさん» 初めまして。コメントありがとうございます!応援ありがとうございます!;;ほんとですね、、、!ご指摘ありがとうございます、、、、! (2022年5月15日 17時) (レス) id: 6782217fe4 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - 初めましてユナと申します!小説を読まさせてもらいました。とても良かったです!!これからも頑張って下さい♪ あと所々警察庁でしたが警視庁ではないでしょうか? (2022年5月15日 14時) (レス) @page16 id: 2353c44e43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴく | 作成日時:2022年5月14日 16時