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玄関で聞こえる音で目が覚める
昔のことを思い出す
少し怖くて、玄関先に行けば萩原さんと松田さんがスーツを着て、外に出ようとしていた
思わず引き留める
「どこに行くんですか....?」
引き留めるなんてダメなのはわかってる
「招集だ」
二人が行かなきゃ行けないのはわかってる
不安。また一人になってしまう気がする
「二人は、ちゃんと帰ってきますよね....?大丈夫、ですよね....?」
「大丈夫。ちゃんと帰ってくる」
「いい子で待っててね。Aちゃん」
「....はい、いってらっしゃい....」
家から出る姿があの頃と重なる
二人が出てからも私は玄関にいた
寒いからロングカーディガンを羽織ってはいるけど、少し寒い
ましては玄関前だと余計に
確か...あの日も寒かった
羽織物もしないで玄関にいたからもっと寒かったかも
だんだんと眠くなってくる
早く帰ってこないかな....
「兄さん....」
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ぴく(プロフ) - ユナさん» 初めまして。コメントありがとうございます!応援ありがとうございます!;;ほんとですね、、、!ご指摘ありがとうございます、、、、! (2022年5月15日 17時) (レス) id: 6782217fe4 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - 初めましてユナと申します!小説を読まさせてもらいました。とても良かったです!!これからも頑張って下さい♪ あと所々警察庁でしたが警視庁ではないでしょうか? (2022年5月15日 14時) (レス) @page16 id: 2353c44e43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴく | 作成日時:2022年5月14日 16時