No.47 ページ49
貴女「……は？」
ジュア「だ〜か〜ら〜!!」
コアラ「私達は、Aの部下になります!!」
貴女「…………は!!?
いや、あの!!ドラゴンさん!?どういう事ですか!?」
ドラ「サボに、Aも諜報のようなものが得意だと聞いた」
貴女「あ、ハイ」
“も”…？
ドラ「コアラもジュアも諜報が得意だ。戦闘もできる。だから部下には向いているだろう」
貴女「いや、違うんです。私が言いたいのはそう言うことじゃあないんですケド…」
サボ「じゃあ何なんだ？」
貴女「いや、だっておかしいでしょう!?入ったばっかの私に部下がつくって!!私が部下でいいですよ!!」
ドラ「だが、Aは戦闘も諜報もトップクラス。状況を冷静に分析することもできるだろう？ならば下に置くのは勿体ない
まだ革命軍の仕組みで分からないことがあるとは思うが、それはサボや部下に聞いてくれ」
コアラ「ねっ？」
貴女「『ねっ？』じゃなくて…」
ジュア「よろしくね〜♪」
貴女「二人は急に入ってきた新人の下について悔しいとかねェの…？」
サボ「うわ、バッサリ言いやがる…」
だって、普通そうだよね。
コアラ「全く？だって、Aだもん」
貴女「はい？」
ジュア「Aは皆に好かれてるし、実力も皆知ってる!!誰も文句はないよ!!」
コアラ「それに、私達はA大好きだもん!!二人共Aの部下になっちゃえば、３人でよくいられるじゃん!!」
貴女「…そうくるか
…もういいや。何言ってもダメな気がしてきた……」
何気にこうやって負かされたの初めてな気がする…。
サボ「まあまあ、皆にも聞いてみたんだぜ？Aの昇格に異論ある人って」
貴女「それでフツー出てくんの？」
サボ「じゃあ、お前恨まれて気にする？」
貴女「しねェけど…」
ガキの頃はそういう生き方してたし。
サボ「んじゃいいだろ」
貴女「……………」
……ま、いいか…。
貴女「ドラゴンさん、精一杯頑張らせてもらいます」
ドラ「ああ…期待している」
コアラ・ジュア「やった〜〜!!」
貴女「何でお前らが一番嬉しそうなの!?」
サボ「頑張ろうな!!」ﾆｶｯ
貴女「……うん」ﾆｺ
サボ「っ……」
ﾌｲ
は…？
何で顔背けられたの…
コアラ・ジュア「」ﾆﾔﾆﾔ
二人は二人でニヤニヤしてるし……
貴女「…………」
私は………
.
■◇■◇■
こんな感じでいいのか…!?
分かんない……
.
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作者名：シルネ | 作成日時：2018年7月26日 15時
