No.19 ページ21
女性「何にする？」
貴女「…あ、じゃあコーヒーで…」
女性「OK、ちょっと待ってね」
あの人…絶対強いよね。
女性「はい、お待ち」
貴女「ありがとう」
ｺﾞｸｺﾞｸ…
あァ…最近水しか飲んでなかったらすごく美味しく感じる……。
女性「それで？君みたいな女の子が何でこんな無法地帯に？人拐いには会わなかった？」
貴女「会ったけど…返り討ちにしたよ」
女性「あら、意外と強いのね」
貴女「そっちこそ…ただの女亭主って感じには見えないんですけど…」
女性「ふふ、私は元海賊よ。40年くらい前に足を洗ったけど」
貴女「………へ？」
いや、…女亭主さん……
あなた一体いくつ何ですか……
女性「それで、結局何の用だったの？」
貴女「レイさんに会いに」
女性「!!」
ｶﾞﾀ
すると、女亭主さんは立ち上がった。
女性「一体、あの人に何の用なの…？」
その目は、さっきとは違い、殺意ある目だった。
貴女「レイさんに修行につけてもらう約束をしたので
だから来たんです」
女性「!!…修行…？あなた、名前は？」
貴女「A」
女性「あァなるほど。８年前の、覇王色の覇気を使うっていう子ね」
女亭主さんは座り直した。
貴女「私の事知ってるんですか？」
女性「ええ、レイさんに聞いてるわ」
貴女「今はどこに…？」
女性「さあ…親紙がここにあるだけだからねェ……
でも、あの人の事だから…」
ｷｲｨ…
？「今帰ったよ」
女性「ほら」
貴女「!!」
レイさん…!!
女性「ふふ、お帰りレイさん
帰ってきたのはたまたま？それとも…Aちゃんの気配を感じたからかしら」
レイ(レイリー)「後者だな」
貴女「……お久しぶりです、レイさん
修行をつけてもらいに来ました」
レイ「私の修行は厳しくなるぞ…？」
貴女「かまいません!!
もとより、私は修行のために来てますから!!
厳しさ無しで強くなるなど、絶対にあり得ません!!」
レイ「はっはっはっ、思った通りの娘さんだ！」
女性「ふふふ、このコはきっと大きくなるわね」
？？どういう事だろう…？
レイ「改めて自己紹介をしよう
私はシルバーズ・レイリーだ」
貴女「私はA、“東の海(イーストブルー)”から来ました
これからよろしくお願いします!!」
女性「私はシャクヤク、シャッキーって呼んで。Aちゃんもここに住んでくれて構わないわ」
貴女「…！はい!!ありがとうございます!!」
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作者名：シルネ | 作成日時：2018年7月26日 15時
