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「要は金をかけた建物に曰くがつくと後々面倒なので、今のうちに祓ってくれとのことです。」
伊地知さんが簡潔に世界一わかりやすく言ってくれるおかげで、すぐに状況把握理解ができた。本当にありがたい。
『把握です』
「しゃけ」
「帳をおろします。ご武運を!」
「こ、今回は低級の群れが多くいるって聞きました…!」
『低級の群れねぇ…、
…結構いるね』
数的には…、まぁでも彼にはそんなの関係なんだけどね。
呪霊に近づく棘くんに、乙骨くんが焦ったように危ない!と言いかける。私はそんな彼の肩に手をおき、見てて?と言えば、しぶしぶ頷いた。
「“爆ぜろ”」
彼がそういうと“その言葉通り”呪霊が爆発した。その状況に、乙骨くんは開いた口が塞がらないよう。
呪霊が爆発した後、くるりと彼は振り返り…
「ツ゛ナ゛マ゛ヨ゛」
さっきあげた飴ちゃん食べようね。
「これでおしまいですか?」
乙骨くんの問いに首を横に振る。
『ん〜…、まだ帳が上がってないからまだ残ってるね』
「し゛ゃ゛け゛」
棘くんがそう頷いた途端低級とは比べ物にならないほどの殺気が漂った。
『二人とも気を付けてなにか…来る』
アレ、低級じゃないな。任務内容と違う。
そう思うのと同時に攻撃がくる。私が言ったから二人はその一点を見つめ、すぐに攻撃をよけることができたみたいだ。
私達が避けるのを確認した後すぐさま攻撃を繰り出す呪霊。この案件はこの二人向けじゃない。私向けだ。だから二人に下がってと口を開こうとした瞬間、
棘くんと乙骨くんにむけて攻撃された。その際、棘くんは乙骨くんを突きとばし、棘くんが呪言を言った。しかし、咳き込む棘くんに向かって攻撃が繰り出される。
その瞬間に私はホルスターにある短剣を取って攻撃を防いだため、棘くんには怪我はない。
『二人とも!一旦非難!』
とりあえず、呪霊は追ってこなかったのが幸いか、少しだけ息をつく。
『二人とも、ちょっとだけ待ってて?…あの呪霊は私がやる』
まぁ、あのくらいなら一分もいらないし…。
しかしそんな私を止める棘くんと乙骨くん。
「…お゛か゛か゛」
「僕、任務でなにもしてないです…!」
そんな二人にぽん、と手を置いて安心させるように微笑む。
『ふふ、大丈夫。棘くんはのど飴食べて?乙骨くんは見学でしょ?』
私がそういうと、うぐっと言葉を詰まらせる二人。
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ほしの。(プロフ) - シズ様 ありがとうございます!そう言っていただけてとてもとても嬉しいです…!ただいまテスト期間で死にそうでしたが、元気出ました!感謝です。。今後ともどうぞ、よろしくお願いします! (2022年10月20日 19時) (レス) id: 124138e0c0 (このIDを非表示/違反報告)
シズ(プロフ) - テスト頑張ってくださ〜い!主さんの作品めちゃくちゃ好きやから更新めちゃくちゃ待ち遠しいんよ! (2022年10月10日 8時) (レス) @page46 id: ce3f4b3801 (このIDを非表示/違反報告)
ほしの。(プロフ) - MEGUMI様 私もそのシーン拝見しました!めちゃめちゃかっこいいですよね!まじでわかります♡更新頑張ります! (2022年8月21日 11時) (レス) @page45 id: f3340582e1 (このIDを非表示/違反報告)
MEGUMI(プロフ) - 有難うございます!!初めて呪術廻戦見た時にさとるんの虚式「茈」を打つ瞬間めっちゃカッコ良くって惚れちゃいました♡更新頑張ってくださ〜い!! (2022年8月20日 16時) (レス) id: 835a7597df (このIDを非表示/違反報告)
ほしの。(プロフ) - MEGUMI様 初めまして!初めから読んでくださり有難うございます!落ちはできれば全員書ければな、と思っているので五条先生も書く予定です!五条先生推し!という方が沢山いらっしゃるので五条先生多めで書くかもです!これからも作品をよろしくお願いします! (2022年8月20日 11時) (レス) id: f3340582e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほしの。 | 作成日時:2022年4月17日 12時