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NO.side





「…あと少し遅かったらマジでヤバかったな。とりあえず脇腹の貫通したヤツはなんとかなった。…あとは熱が時期に治るのを待つだけ。」





それにしてもよく熱がある状態で任務遂行できたね…と少し苦笑いをする硝子。
真希と五条はずっと口を閉じたままだったが、五条は先ほどからずっと疑問に思っていることを口に出した。




「…真希はAが体調悪いことわかってたの?」



「…ああ」





真希は短く返事をするだけだ。



「まぁ、Aのことだから真希が止めても行くって言いだしたんでしょ」




「…、」




「Aはそういう子だからね、」



五条はそういってAの頭をそっと撫でる。



「で、上がクソなんだっけ?詳しく教えて」



「…Aはここ最近上から緊急任務を入れられてて、遠出で寮にいない期間も長かったし、そもそも休めてない。その積み重なりで昨日体調悪そうだった。」





「…ほんとに上層部は僕がイラつくことしかしないね。」














「…五条、教えてくれ」



少しかすれ声で五条に問う。昔Aになにがあったんだと。





「…それは僕から話すことじゃない。Aから聞いた方がいいよ。」




五条は静かにそういった。





You.side


ここはどこだろう。暗い暗い道が私を囲む。
でも、今はそんなことどうだっていいのだ。




私は生きているのだろうか、それすらも分からない。2級の任務で死んだなんて後輩に伝わったら呆れられちゃうな。真希にも、みっともないって言われちゃう。


自分の体調管理すら出来ないなんて、情けない。






【久しぶりね】


ふとした声にハッとする。ドクリ、と心臓が一際大きい音がなる。







そう、私が助けられなかった子供の、母親だ。




こうして再会するのは初めてだ。







あの時と、全く変わらない様子で彼女は私を睨み、でも、今この瞬間はすぐに私を見つめ直した。



【…私の夫はね、病で亡くなったの。
だから、私には夫が残してくれた…あの子しか、いなかったの。】





「…、」





【分かってるのよ、本当は貴方を呪うべきじゃないってこと。呪った時は1ミリもそんなふうに思わなかったけど、貴方の気持ちや、あの時の状況を知って、この人は悪いことしてないって、そんなこと分かってる。】






「…でも、私がもう少し早く来てれば、あの子は助かったかもしれないのも事実です。」





私は震える声をなんとか抑えて、そう言い放った。

解呪→←▽



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ほしの。(プロフ) - シズ様 ありがとうございます!そう言っていただけてとてもとても嬉しいです…!ただいまテスト期間で死にそうでしたが、元気出ました!感謝です。。今後ともどうぞ、よろしくお願いします! (2022年10月20日 19時) (レス) id: 124138e0c0 (このIDを非表示/違反報告)
シズ(プロフ) - テスト頑張ってくださ〜い!主さんの作品めちゃくちゃ好きやから更新めちゃくちゃ待ち遠しいんよ! (2022年10月10日 8時) (レス) @page46 id: ce3f4b3801 (このIDを非表示/違反報告)
ほしの。(プロフ) - MEGUMI様 私もそのシーン拝見しました!めちゃめちゃかっこいいですよね!まじでわかります♡更新頑張ります! (2022年8月21日 11時) (レス) @page45 id: f3340582e1 (このIDを非表示/違反報告)
MEGUMI(プロフ) - 有難うございます!!初めて呪術廻戦見た時にさとるんの虚式「茈」を打つ瞬間めっちゃカッコ良くって惚れちゃいました♡更新頑張ってくださ〜い!! (2022年8月20日 16時) (レス) id: 835a7597df (このIDを非表示/違反報告)
ほしの。(プロフ) - MEGUMI様 初めまして!初めから読んでくださり有難うございます!落ちはできれば全員書ければな、と思っているので五条先生も書く予定です!五条先生推し!という方が沢山いらっしゃるので五条先生多めで書くかもです!これからも作品をよろしくお願いします! (2022年8月20日 11時) (レス) id: f3340582e1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ほしの。 | 作成日時:2022年4月17日 12時

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