余韻3 ページ49
A達は、学校の帰りによく行っていたファミレスへ入った。姿を見せなくなった五条はというものの近くで見張っているのか、その強力な気配を悟らせていた。きっと友人達に見つからないように、気を遣ってくれたのだろう。
遠くの気配を感じるとか…。前だったら漫画かなんかの世界だけだと思ってたな…。
Aは普通の女子高生を目前にしてそう思った。
「それで大丈夫だったの?」
友人の1人が体を前のめりにAの目を見つめる。
(何があったのかまだよく分かってないの、私も)
筆記で話すAに特に反応することもなく、友人達は会話を続ける。
「駅でのことでしょ?」
「何かのテストの日だったよね。」
Aの鼓動が速くなる。
(あの日何があったか知ってる?)
Aは唇を引き締めた。唾液を飲み込む音がやけに大きく聞こえる。
「えっ、ニュース見てないの?」
そこでAは友人達と会ってしまったことを深く後悔することになる。納得のいかない、とても受け入れることのできない現実がAに突きつけられた。
「あれってテロでしょ?」
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ゆうき(プロフ) - 時さん» すごく嬉しいです。ありがとうございます。時さんも更新頑張ってください。いつでもコメント欄いらっしゃってくださいね。 (2021年8月6日 11時) (レス) id: 67d009fa41 (このIDを非表示/違反報告)
時(プロフ) - コメント失礼します!最初で一気に惹かれました!続きを楽しみにしています!無理せず更新頑張ってくださいね! (2021年8月6日 11時) (レス) id: 65803b71a1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - ラリマさん» コメントありがとうございます。凄く嬉しいです。優しいお言葉感謝します。ラリマさんも体調にはくれぐれもお気をつけくださいね。作品の方にもお邪魔させていただきます(p_-) (2021年8月6日 0時) (レス) id: 67d009fa41 (このIDを非表示/違反報告)
ラリマ(プロフ) - コメント失礼します! 続きがすごく楽しみです!これからも体調に気をつけて更新頑張ってください!!! (2021年8月6日 0時) (レス) id: 3c461fe813 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆうき | 作成日時:2021年8月3日 22時