特別扱い4 ページ34
「AAの保護は今のところ確実に行えているようだが。五条悟」
「当然ですよ。」
「案外懇意にしているそうではないか。」
きもっ。
僕の弱点でも見つけたつもりか？
暗い部屋、囲まれるようにして複数の人間を相手に話すだけでも、五条にとって不快極まりない。安全な場所から物言う薄汚い生物としか思えなかった。
恋バナさせにきたんじゃないんだろ。それともただの女子高生にビビってるわけ？クソジジイども。
今回総監部に呼ばれたのは言うまでもなくAについてのことだった。
呪力を抹消する。
術師として、呪力で安全を保持し、最早呪力しか信じてこなかった総監部にとって、Aの存在は許し難いものだった。この男、五条悟の存在が無ければ、存在を秘匿の末、この世から消されていたことだろう。
「君だからアレを預けているんだぞ。つまり、アレが寝返った時は、君の責任になるというわけだが。」
「最近呪霊の動きが激しい。説明するまでもないが、アレの術式が発現してからだ。」
どうやら、上層部はAが呪霊や呪詛師側についた際のことを懸念しているようだった。反動をコントロールできるようになれば、Aにとって、高専全体の結界を全て無力化するには造作もないことであった。つまりは、天元や呪術師界の重鎮を担うものを祀り護っているものもAの前では無意味。そして、術師と対峙した際、術式は一切を無効化される、まさに呪術師界においての史上初の天敵と呼べた。
今日僕が呼ばれたのは状況が落ち着いて来てからの、ただの念押しってわけね。
っていうか、アレって言い方がほんとむかつく。自分達が認めたものしか人って認識しないつもりか。
「くれぐれも扱いには注意するように。」
「その言葉まるっとお返ししますよ。」
鋭い眼光が五条に集中にする。本人はいたって気にする様子もなく、その部屋を後にした。
そういえば最近は朝から真希達とグラウンドでトレーニングしてるって言ってたな。最近は忙しくて仕事終わりに少し顔を見るだけだった。折角の休みかと思えば、総監部へのくだらない呼び出し。
はやく戻って，会いに行こう。
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ゆうき(プロフ) - 時さん» すごく嬉しいです。ありがとうございます。時さんも更新頑張ってください。いつでもコメント欄いらっしゃってくださいね。 (2021年8月6日 11時) (
レス) id: 67d009fa41 (このIDを非表示/違反報告)
時(プロフ) - コメント失礼します！最初で一気に惹かれました！続きを楽しみにしています！無理せず更新頑張ってくださいね！ (2021年8月6日 11時) (レス) id: 65803b71a1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - ラリマさん» コメントありがとうございます。凄く嬉しいです。優しいお言葉感謝します。ラリマさんも体調にはくれぐれもお気をつけくださいね。作品の方にもお邪魔させていただきます(p_-) (2021年8月6日 0時) (レス) id: 67d009fa41 (このIDを非表示/違反報告)
ラリマ(プロフ) - コメント失礼します! 続きがすごく楽しみです！これからも体調に気をつけて更新頑張ってください！！！ (2021年8月6日 0時) (レス) id: 3c461fe813 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうき | 作成日時：2021年8月3日 22時
