移転4 ページ18
あの後、五条さんに支えられながらなんとか寮へと戻った。
高専に戻るためには山を登ってこないといけないため、目的は果たせないまま時間と体力を費やしてしまった。
しばらく動いていなかったせいで、想像以上に足が上がらない。
「ばててんねー、Aちゃん。
手でも繋ぐ?」
1ミリも辛そうな顔を見せない五条さんが、バテて膝に手をつく私に手を差し出してくる。
しかし、さすがに私もそれは恥ずかし過ぎてその手を取ることはない。
首を横に振り、そのままなんとか歩みを進める。
「振られちゃった。」
五条さんは白々しくそう言って、フフンと笑った。
この人のこういう軟派そうなところは、少し苦手かもしれない。
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ゆうき(プロフ) - 時さん» すごく嬉しいです。ありがとうございます。時さんも更新頑張ってください。いつでもコメント欄いらっしゃってくださいね。 (2021年8月6日 11時) (レス) id: 67d009fa41 (このIDを非表示/違反報告)
時(プロフ) - コメント失礼します!最初で一気に惹かれました!続きを楽しみにしています!無理せず更新頑張ってくださいね! (2021年8月6日 11時) (レス) id: 65803b71a1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - ラリマさん» コメントありがとうございます。凄く嬉しいです。優しいお言葉感謝します。ラリマさんも体調にはくれぐれもお気をつけくださいね。作品の方にもお邪魔させていただきます(p_-) (2021年8月6日 0時) (レス) id: 67d009fa41 (このIDを非表示/違反報告)
ラリマ(プロフ) - コメント失礼します! 続きがすごく楽しみです!これからも体調に気をつけて更新頑張ってください!!! (2021年8月6日 0時) (レス) id: 3c461fe813 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆうき | 作成日時:2021年8月3日 22時