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順応5 ページ14

自己紹介が終わった後、しばらく5人で五条さんが買ってきてくれたスイーツを食べながら談笑していた。

話はできないもののジェスチャーでうまく伝えたり、それがまた面白かったりで、息が切れるほど笑った。



空も赤く染まり始めた頃、五条さんがみんなで夕飯を一緒にしようと提案してくれた。

とても食事なんて作れない私だが、虎杖くんが率先してメニューを考えてくれ、五条さんと私以外の3人が買い出しから調理まで行ってくれるという事だった。



医務室から長時間外出することを許されていない私だから、しばらくは五条さんと2人の時間。たくさん笑った後で疲れが出たのか、比較的静かな時間だった。

時折、さっきの会話を思い出して笑ってしまったりしては慣れ始めた環境における心落ち着く時間に身を委ねた。




「いやぁ、良い子達でしょ。みんな。」

五条さんはベッドに腰掛けて口角を上げてそう言った。

どこか自慢げに聞こえることから、この人たちはすごく良い関係を築けているんだな、と読み取ることができた。


そんな五条さんに私も笑顔で何度も頷き返す。


「人生嫌なことばかりじゃないよ。
君の新しい生き方がきっと見つけられるよ。」


目が覚めた日以降、私に気を遣ってか、くだらない話で笑えるような時間を作ってくれていた五条さんだったが、久しぶりに真面目な様子だった。

以前なら、絶望に沈んで再び放心状態になっていたかもしれない。
けれど、今は新しい人間関係を構築しながら自分も新しく生まれ変わっているような気がして、特別不安な気持ちは無かった。

まだまだ向き合っていかないといけない事はあるけど、少しずつ五条さんや、虎杖くん達のおかげで前に進んでいけそうな気がする。



「ちなみに、明日にはもうここを出れるよ。」

「!!」

大事なことをさらりと言う五条さんに今日は何度目かわからない驚きを示す。

そんな私を尻目に、五条さんは続ける。


「まあ、俺からしたらすごくそっちの方が助かるんだよね。上からの命令で、基本的にAちゃんのそばに居ないといけなくて。だから、明日からはずーっと僕と一緒だよ。やったねAちゃん。」

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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟   
作品ジャンル:アニメ
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ゆうき(プロフ) - 時さん» すごく嬉しいです。ありがとうございます。時さんも更新頑張ってください。いつでもコメント欄いらっしゃってくださいね。 (2021年8月6日 11時) (レス) id: 67d009fa41 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - コメント失礼します!最初で一気に惹かれました!続きを楽しみにしています!無理せず更新頑張ってくださいね! (2021年8月6日 11時) (レス) id: 65803b71a1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - ラリマさん» コメントありがとうございます。凄く嬉しいです。優しいお言葉感謝します。ラリマさんも体調にはくれぐれもお気をつけくださいね。作品の方にもお邪魔させていただきます(p_-) (2021年8月6日 0時) (レス) id: 67d009fa41 (このIDを非表示/違反報告)
ラリマ(プロフ) - コメント失礼します! 続きがすごく楽しみです!これからも体調に気をつけて更新頑張ってください!!! (2021年8月6日 0時) (レス) id: 3c461fe813 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆうき | 作成日時:2021年8月3日 22時

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