解脱3 ページ21
「奴の守護者として任命されたもののなんたる失態。
事の重大さは分かっておるな?五条。」
「説教しに来たわけ?年寄りってお節介でやーね。」
五条の軽口に、楽巌寺の堀の深い暗い眼瞼から鋭い瞳が覗いた。
「聞いたぞ五条。奴は夏油の手に渡ったようだな。」
その一言でピリつく空気。
五条は察していた。この情報の速さ。
上層部がAの脱走に関与していることを。
「ははっ。」
悟る五条は、馬鹿馬鹿しくなりその長い足を組み替えて、乾いた笑いをみせた。
「事の重大さが分かってきたか。」
「ほんっといい性格してんね。」
「五条。」
「おじいちゃん。」
「守護者としてお前にAAの死刑執行の命令が出た。」
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ゆうき(プロフ) - びびでばびでぶー (3月8日 22時) (レス) id: de69babae1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - ここまでスクロールしてくれたあなたはこの小説のファンということでよろしいでしょうか (3月7日 21時) (レス) id: de69babae1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - はちゃめちゃにイチャイチャしてるの書きたい、ストーリー展開させていくのきちゅい (3月7日 21時) (レス) @page37 id: de69babae1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - コメントほちぃ… (3月3日 23時) (レス) id: de69babae1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆうき | 作成日時:2023年12月15日 18時