佐 藤 さ ん は 五 条 さ ん【呪術廻戦】

佐藤さんは五条さん【3】 ページ9

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神出鬼没マンである悟さんと医務室を出て、事務室までの廊下を並んで歩く。

3人で話していた時の家入さんの顔と言ったら何の。めっちゃニヤケていらっしゃったし。なんだあの人、中学生かよ。

と思いつつ、事務室へ行くための廊下を曲がろうとすると、一歩前を歩いていた悟さんの背中に顔面がぶつかった。



『ぶふっ』

「あ、ごめん」

『……いきなりどうしたんですか、立ち止まって』



悟さんは「あれ」と言って窓の外を指を指す。釣られるようにして外を見れば、1年生の虎杖くん、伏黒くん、釘崎さんが楽しそうに笑って中庭を歩いていた。

数秒すると、真ん中で喋っていた虎杖くんが悟さんに気づき、腕がもげるのでは無いかと言わんばかりに手を振ってくる。



「五条せんせー！あ、佐藤さんも居る！！結婚おめでとー！！」

「わ、悠仁ありがとー。お前だけだよー祝ってくれたの」

『どんだけ人望無いんですか』



ヒラヒラと虎杖くんに手を振り返す悟さん。
その横顔は、紛うことなき教師の顔をしていた。

すると隣にいた釘崎さんが何かを思いついたように虎杖くんに耳打ちをして、彼女が離れたかと思うと、虎杖くんはもう一度叫ぶ。




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