悪 戯 な 悪 魔 【呪術廻戦】

◇交流戦◇ ページ42

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「西園、まだ折りたたみ携帯なんだ」

『そう言う五条さんもですよね』

「あんま興味ねぇし。使えれば良くね？」



なんて会話をしながらお互いに空メールを送り合い、メールアドレスが合っているかを確認する。
私の所に五条さんから、五条さんの所に私からメールが届いたところで、ふぅと息をひとつ吐き出した。



「これから暇な時連絡する」

『えっ』

「なに？文句でもあんの？」

『………無いデス』

「だろ」



ここで言い返せる度胸があれば良かったのに。



「おーい五条、そろそろウチの後輩返してくれ」

「お前のじゃねぇだろ」

「お前のでもねぇけどな」

『どちらのでもないですよ』



なんて会話をしつつ、先輩の方へ戻っていくと先輩から大丈夫か？と安否を確認されたが、全く問題ないので大丈夫ですと返す。

それを見ていた五条さんが「保護者かよ」と先輩を笑い、「五条が不審者なんだよ」と笑い返して、一悶着起こりそうな雰囲気があったが、引率の先生が場に現れたことで収集がついた。



「ったく、五条も山田も仲良いのは分かってっけど程々にしろよ？」

「仲良くねぇよ」
「仲良くねぇよ」



言ってることピッタリ揃うあたりは仲良いと思いますよ、先輩方。




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