悪魔【23】 ページ24
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初めて五条さんから呼ばれた名前に『あれ私の名前ってこんな色気あったっけ？』と思わせるほど艶っぽい声で、頬に滑らせてる指は、なんか、いやらしいと言うかなんと言うか。
キャパオーバーしそうになって慌てて五条さんから離れようとするが、五条さんは椅子の背もたれを掴んでそれを許してくれない。
恋愛経験が皆無、って言っても。
ここまできたら、何をされるのか、分かってしまう自分が嫌で。
何も見たくない。と目を瞑った私に、五条さんは小さく笑った。
「……そんな反応されると、期待するんだけど」
『そ、んなつもり、では』
「分かってるよ」
でもごめん、
「我慢出来ない」
『ぇ、まっ……ん』
開けた唇は、彼に奪われる。
合間合間に溢れる息が、自分のものだと信じたくないほど甘味を帯びていて、無意識のうちに彼の服を掴んでいた。
付き合ってもない女にこんな事するなんて最低だな、とか、手を出さないって言ってたのに、とか考えられるほどの余裕はない。
五条さんが、本気で私のことを想っていると分かったから、この行動も無下に扱うことが出来なくなっていた。
それがただの同情と知っていても、どうしてか、私は、彼を受け入れている。
『(もしかし、たら)』
―――――もう、堕とされてる？
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すおりん - はい、もう……好きです 更新頑張ってください！応援してます (2020年4月3日 9時) (
レス) id: 84d164d6bd (このIDを非表示/違反報告)
その(プロフ) - 新作待ってました！nakiさんが書く先生かっこよすぎて推せます！大好きです！ (2020年3月28日 14時) (レス) id: 200233cfbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：-naki-
| 作成日時：2020年3月28日 8時
