悪魔【18】 ページ19
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その後も「大丈夫優しくするから」『何を!?』「なんだと思う?」なんて会話をして数分、嫌です遠慮しますで通していた私が押し勝ちし、折れたのは五条さんの方だった。
硝子さんは私達の話の内容より、五条さんが折れたことの方に興味があるようで面白そうな顔をしている。
「Aやるな」
『こんな事で褒められても嬉しくないです……』
寧ろ微妙な気分。
「逆に何で駄目なわけ?手は出さないってまで言ったのに、僕の何に不満があるのか言ってみろよ」
『……信用、が、出来ない』
告白と同時に頬に口付けをしてきた五条さんの手をつける速さを見て、どうして何も無いと言いきれるんだろう。
五条さんが私のことを好きだという事を仮定して、夜、男女二人で飲む、危ない。
「付き合うまでは手出さねぇよ。付き合ってからは知らないけど」
「一言余計だな」
『一言余計ですね』
「嘘だって。今の西園には何もしない。」
だから僕と飲め、と圧をかけてくる五条さん。チラリと硝子さんを窺うと「ここまで言ってるなら本気だな」と言って、私達の様子を見ていた。
『……分かりました。行きます』
五条さんが負けたと思っていた試合は、逆転勝ちされた。
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すおりん - はい、もう……好きです 更新頑張ってください!応援してます (2020年4月3日 9時) (レス) id: 84d164d6bd (このIDを非表示/違反報告)
その(プロフ) - 新作待ってました!nakiさんが書く先生かっこよすぎて推せます!大好きです! (2020年3月28日 14時) (レス) id: 200233cfbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:-naki- | 作成日時:2020年3月28日 8時