二話 ページ4
一方、別の場所では実技試験の様子が画面に映し出され、それを見ている者たちがいた
「限られた時間と広大な敷地…そこからあぶり出されるのさ」
「状況をいち早く把握するための情報力」
「遅れて登場じゃ話にならない機動力」
「どんな状況でも冷静でいられるか判断力」
「そして純然たる戦闘力」
「市井の平和を守る為の
「今年はなかなか豊作じゃない？」
「いやーまだわからんよ。」
「真価が問われるのは…
これからさ!!」
そして‘YARUKISWITCI’と書かれたボタンを押した
「所狭しと大暴れしているギミックよ！」
そして演習市街地に巨大な
その大きさに受験者たちはあっけにとられたように口を開いている
圧倒的脅威
そしてすぐさま他の受験者たちは逃げ出した
「それを目の前にした人間の行動は正直さ………」
「いったぁ…」
そこには瓦礫の下敷きとなった女子の受験者がいた
『ハハッ 何あのロボット。でかっ！ぶっ飛ばしたい。ぶっ飛ばしていいかなー？うん皆逃げちゃったみたいだし私がぶっ壊してこよーっと』
さっきまで無表情だったのが打って変わって笑顔でそう言った
そして、斐織が０Pの
『できるだけ点数は取らせてやりたいんだよね』
斐織の目にはただ一人大きい
(スマッシュ)
そうしてロボットは壊れた
『(あの高さから落ちたらぐっしゃっってなって死ぬな。でもまああの女子助けるためにあれに突っ込んだんだから助けてやるか)』
そして、落ちるところくらいのところに来て叫んだ
『おーい！あんし……』
安心して落ちてこい、そう言おうとしたがやめた
なぜなら、下敷きになっていた女子が自らの個性で落ちている男子を助けたからだ
「終了ー!!!!」
そうして実技試験は終わりを告げた
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作者名：K-dream | 作成日時：2022年5月2日 22時
