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二十二話 ページ25
「本命か」
皆があちこちに飛ばされても私はイレイザーヘッドの戦いを傍観している
コイツの本性を見るために…………
学校の先生がそんなみっともない姿をさらけ出したら
皆どんな風に失望してくれるだろうか
考えただけでゾクゾクして楽しいよ…………
「動き回るので分かりづらいけど髪が下がる瞬間がある
一アクション終えるごとだ
そしてその感覚は段々短くなっている
無理をするなよイレイザーヘッド」
あーあ
右肘もう、使い物にならないね
それにしても、全身手野郎と戦ってみたいなぁ
きっと危機感があってゾクゾクして楽しいよ
呪霊とか…………連れてきてくれればさんかできるんだけどなぁ
「その個性じゃ……
集団との長期決戦は向いてなくないか？
普段の仕事と勝手が違うんじゃないか？
君が得意なのはあくまで“奇襲からの短期決戦”じゃないか？
それでも真正面から飛び込んできたのは
生徒に安心を与える為か？
かっこいいなあかっこいいなあ
ところでヒーロー…………
本命は俺じゃない」
そう言って現れたのは巨大な脳みそ野郎
「対平和の象徴
改人“脳無”」
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作者名：K-dream | 作成日時：2022年5月2日 22時
