「…恋の始め方」 (ページ9)

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☆ ページ9

椿「…おはよう〜」
　「おはよ」
椿「昨日ごめんね。飲みすぎてAきてからの記憶がない。」
　「そうでしょうね。あんなに酔ってたんだから笑」

毎朝恒例の喫煙所で椿から謝罪

椿「いや、お店入ってきた辺りまでは覚えてるんだけどね笑まじでごめん。変なことされなかった？？」

変なこと…されたようなされてないような

　「うん、まぁ特には」
椿「ほんと？？まじでごめん。ちゃんとみんなに紹介するつもりだったんだけどさ〜
みんな、Aに会ってみたいって言うからせっかく誘ったのにさ…」
　「そうだったんだね。家には帰れたの？」
椿「あ、うん。高地が送ってくれたみたいでしっかり自分のベッドで寝てた」
　「それならよかった。あんまり飲みすぎないようにね」
椿「はいはーい」

自分の言いたいことだけ言ってタバコを消した。

椿「そういえば、ジェシーがAの連絡先欲しいって言ってたけど教えていいかな？」

…

ん？なんて？

椿「なんか、昨日話しててまた会いたくなったみたいよっ」

言葉尻にウィンクを残して喫煙所を出て行った

いや、私の解答は聞かないんかい

自由奔放すぎ…

そんなまた会いたくなるような言動したか？

ただひたすらに盛られていく肉食べてなんとかビール一杯飲んで…
ジェシーさんと会話した記憶すらないけども…
まぁ、明るくていい人だったような…

ふと携帯に目をやると“友達追加”の通知

椿、やること早いな

ジェシーさんの連絡先が携帯に新しく入った