☆ ページ14
prrr…
「もしもし」
京「ん。おはよ。」
寝起きだったのか少し掠れ声で電話に出る大我
「これから私の家でタコパするんだけど来る?」
京「行く。30分で行く。」
二つ返事で来ることが決まってしまった。
普通、誰が来てるの?とか気になるもんじゃないの?
わかった。と電話を切ると椿の顔が近づく
椿「どうだった?幼馴染くん来てくれるって?」
「うん、来るって。」
椿「おぉーやったやった!!これでジェシーも一安心だね!」
ジ「んぇえ?!俺?俺は別に…」
もごもごなんか言いながらそっぽ向くジェシーさん
慎「はいはいできましたよ〜。焼き出しましょ〜」
椿「待って!慎ちゃん!これからAの幼馴染くん来るから!」
慎「あ、そうだったの?じゃあちょっと待つわ〜」
この人本当に人の話聞こえてなかったんだな
「ちょっと煙草吸ってくる」
椿「私も行く〜」
二人でベランダへ出た
椿「あの日高地か樹になんか言われた?」
タバコに火をつけ息を吐いた
「ん?なんで?」
椿「いや、さっき呼ぼうとした時顔に嫌ですって書かれてたから」
よく見てるな…
人の話は聞かないのに
「うん、まぁね」
椿「その顔は高地じゃないな?」
「え、何でわかるの?」
椿「ん、今カマかけた。樹かぁ〜…惚れでもされたか〜?」
「うん、一目惚れ?って言われた」
椿「珍しいね〜あの樹が一目惚れかぁ笑笑」
ケタケタ笑いながら灰を落とす
椿「樹はいいやつだよ」
「何ともいえないけど…笑」
椿「今のAには特にいいやつだと思う」
今の私には?
どう言う意味だろう
「それってどういう…「ピーンポーン」」
椿「あ、幼馴染くんかな?!私出てくる!」
シュッとタバコを消して玄関へ向かう椿
「あっちょっと!待って!」
慌てて後を追う
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作者名:myu | 作成日時:2022年11月21日 2時