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土曜日
昼前まで布団から出られなかったがこのままでは1日無駄にすると思い
ベランダへ出る
タバコを吸いながら外の景色を楽しむ
半分ほど吸い終わった頃ポケットの中の携帯が短く鳴った
開いてみると椿からの連絡
椿:今日昼飯Aんち食べに行ってもいいー?ジェシーと慎太郎もいるけど!
口にタバコを挟んで何と返すか悩んでいると下の方から声がした
椿「Aー!!きちゃった!!!」
あいつ…
“着替えるから玄関で待ってて”
そう返してタバコを消した
ガチャ
椿「ごめんねーいきなり!A絶対家にいると思って!みんなでタコパしよ!」
慎「Aお邪魔するよ〜!」
ジ「ごめんね…いきなりきて。お邪魔します」
三者三様に家へ上がり込んでくる
「もっと早く連絡してよ」
椿「だって断るでしょ??だったら来ちゃえ!と思ってね〜」
慎太郎は慎太郎でもう既にセッティング開始
キッチン借りるよ〜なんて言いながら歩いて行く
その横でジェシーさんはキョロキョロ
人の部屋そんなに見ないでくれよ…
椿「そいえばジェシーあれからAに連絡したの??」
ジ「ん?!連絡?したよ!したんだけどね…」
椿「ん?なんか言われちゃった?」
ジ「彼氏さんといたみたいでさ笑」
「いや、彼氏じゃなくて…」
椿「え?!A彼氏いたの?!早く言ってよ〜!」
起きて数十分のうちに家の中は騒がしくなっていく
なんで家主が居心地悪いんだ…
椿「誰よ!彼氏って!私知らない!」
「いや、だから彼氏じゃなくてね、」
椿「じゃあなに?」
「幼馴染」
椿「幼馴染?そんな人いたの?え!呼んでよ!」
「いや、いきなりだし…」
隣ではいいじゃんいいじゃんと言いながら肩を揺らす椿
椿「その人呼ばないなら高地と樹も呼ぼう!」
「これ以上人増えたら狭いよ?」
椿「大人数で食べた方が楽しいじゃん!」
樹…田中さんとはできれば会いたくない
椿「…幼馴染くん呼ぶ気になった?」
「わかったから。呼ぶよ。そのかわり絶対言いふらさないでね?」
椿「うん!わかった!」
「慎太郎もいいね?絶対言わないでよ?」
慎「ん?なんかわからないけどわかった!」
聞こえてなかったのか惚けた顔でこちらをみる
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作者名:myu | 作成日時:2022年11月21日 2時