じゅじゅさんぽ【1年ズ親睦会】 ページ17
虎杖「ねぇもういいじゃんこまかいことはさぁ。ビフテキ冷めちゃうよぉ?」
確かに、このやり取りだけで既に2分近く経過している。
ステーキは冷めてしまっても美味しいけれど、やはり熱々が1番美味しい。
「それより、五条先生のご紹介はよろしいのですか?」
五条「大丈夫!僕、最強だから!」
「どこが大丈夫なのでしょうか。」
釘崎「さらに意味が分かんないわね。」
ご最もです。
すると、釘崎さんは、他のステーキ屋が良かったと文句を言い始めた。
五条「あ、そうだ、野薔薇と時羽。高専戻ったら学長と面談あるからね。」
「分かりました。」
釘崎さんは、五条先生の話を聞かずに机をバンバン叩きながらまだ文句を言っていた。
「釘崎さん。落ち着いてください。せっかくのステーキが冷めてしまいますよ?そのお店は、後日改めて2人で行きませんか?」
釘崎「そうね!そうしましょ!全く……。大人はなんだかんだ理由つけて誤魔化すんだから……。」
伏黒くんと虎杖くんに協力を煽るため、ふたりを見れば、2人は黙々とステーキを頬張っていた。
釘崎「って、ちょっとあんたら!なんで私らを差し置いてステーキ食ってんのよ!!」
「レディーファーストの欠如です。」
伏黒「なら雪村だけでも先に食えば良かっただろ?」
「何もかも最後では釘崎さんが可哀想ですよ?少しは合わせないと、女性にモテませんよ?」
伏黒「うっせ。」
そう言って拗ねてしまう伏黒くん。
幼稚?
釘崎「雪村だけが分かってくれてる……!もう、釘崎さんなんて堅苦しいから野薔薇って呼んでちょうだい!ね、時羽!」
「分かりました。」
嬉しくなり、笑顔で答えれば、私にぎゅっと抱きついてきた。
ステーキが危うく机から落ちるところでした。
危ない危ない。
五条「んっははは!いいねぇ〜!親睦深まってるじゃない!」
野薔薇・時羽「「どこがよ!/どこがですか?」」
野薔薇となら、結構親睦は深まったと思うが、伏黒くんと虎杖くんに関してはほとんど話してませんけど!?
五条「この調子でさ、4人色々出かけて仲良くなってよ。さんぽさんぽ!」
釘崎「はぁ?時羽はいいとして、この芋くさい男と偉そうな男と一緒にさんぽさんぽ!?無理無理無理無理無理無理!冗談じゃないわよ!」
五条「大丈夫!任務とくっつけとくから!」
「話を聞いちゃいませんね。」
これをきっかけに、4人での生活が始まった___。
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文字数制限により、ここまでです……。
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作者名:葉月 愛衣 | 作成日時:2020年12月14日 16時