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Aside

『お待たせしました…』

亜生｢じゃあ行きましょう！｣

そう言って亜生さんが連れてきてくれたのは個室風になっている居酒屋だった。

亜生｢何飲みます？ビールでいいですか？｣

『あ、はい！』

亜生｢すみませ～ん！

生ビール2つ！｣

『あの、どうして、

突然、ご飯、、』

緊張でカタコトになってしまう私。

亜生｢ふっははは｣

そんな私を笑う亜生さん。

だって、ミキさんとお仕事一緒になることはあっても、

2人でご飯なんて、、

今まで無かったもん。

亜生｢そんな緊張しなくていいです！

Aさん、多分、僕と同い年だと思うんですけど、、、｣

『え？今年30？！ですか、、』

亜生｢そーですそーです！

僕も知らなくて、、

今日兄ちゃんから聞きました！｣

『そうなんですね、、、』

亜生｢だから、タメでいいです！

ね？タメで！いこう！｣

『いやいや、私なんかがそんな、タメだなんて、、』

亜生｢僕がそうして欲しいんです！

ね、お互い、タメで！｣

『わかりました、じゃなくて、うん』

亜生｢ふっはは、かわいいな～Aさん｣

『んなっ！

からかわないでよ…！

なんも出てこないよ？』

亜生｢そんなつもりでもないけどな～はは｣

店員｢お待たせしました～

生ビール2つです！｣