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正徳領域 ページ3

『にしても貴方、帰らないの?もう夜中の1時よ』


「君に引きずられたせいでここがどこかもわかんないな」


『……泊まってく?』


「……ん?寝れる場所なんてあるのかい?」


『こっちよ』






立ち上がり、その子の後を追う



数分歩いて着いたのは、大木の前


よく見ると、木下の方に穴が空いている




『この中よ』


「いや木の中って何??」


『いいから着いてきなさい』





言われるがままにそこに入ってく


そこで見たのは――




「わあ―― ――」




神秘的な異空間、それ以外になんと言い表せばいいのかわからない


あの入り口からは全く想像もできないような空間



これは……






「これは……君の生得領域かい?」


『多分そうよ』


「なんでわざわざ木の中に入ったの?」


『雰囲気演出』


「あ、そう……」






そのためだけに私、数分歩かされたのか……






『痛みはどう?』


「え?」





言われてはっとする



そうだ、自分は大怪我していたはずだ

それこそ、立ち上がれないくらいの


体を見る
傷はなく、痛みも全くない


完治している




「これも君の能力かい?」


『ええ。あなたの細胞に“早く回復しろ”って命令したの』


「そういえば、君の術式って……」




『――私の術式は服従させる術式(アゼリューゼ)、この「服従の天秤」に自身と対象の魂を乗せて互いの呪力を測り、呪力が大きい方が相手を半永久的に操れるようにする術式よ』









そう言って天秤を見せる少女



なんとなく予想はしていた

が、予想していたものよりはるかに高次元のものだった


私が予想していたのは一定の期間、呪霊、もしくは呪力を持つ何かを操ると言うもの


半永久的って……



しかも両面宿儺に勝る呪力って何……





「……なんか、趣味の悪い術式ではあるね」


『男子高校生が羨む術式でしょう』


「なんでそう言うことは知ってんの??てかそれ強い人しか使えないし……」

勧誘→←等級とすーちゃん



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三斗(プロフ) - 萌花さん» ありがとうございます!! (3月1日 0時) (レス) id: a73883e090 (このIDを非表示/違反報告)
萌花(プロフ) - もうなんかツッコミどころ満載で面白いです!! (2月29日 23時) (レス) @page13 id: 216ec87551 (このIDを非表示/違反報告)
三斗(プロフ) - やぁでぅんさん» ありがとうございます! (2月16日 20時) (レス) id: 26a9ba1825 (このIDを非表示/違反報告)
やぁでぅん - めっちゃ好みです!!ストーリーがガチで好みですぐ最新話まで見てしまいました!これからも更新頑張って下さい!✊ (1月29日 22時) (レス) @page10 id: 92500eea4b (このIDを非表示/違反報告)
三斗(プロフ) - さくにょさん» うわああああ!!?すいません!そしてわざわざ有難うございます……!最近スノさんとかでも多かったから気をつけてたんですけど緩んでました……。ほんっとうにありがとうございます! (1月28日 23時) (レス) @page7 id: f9db94a2a7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:三斗 | 作成日時:2024年1月26日 20時

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