服従させる術式〈アゼリューゼ〉

無下限術式攻略法 ページ11

「そういやお前の術式ってなんだ？」





白髪君の言葉に振り返る


少し考えた後、前髪くんに説明したのと同じように天秤をとり出した





『私の術式は服従させる術式(アゼリューゼ)、この「服従の天秤」に自身と対象の魂を乗せて互いの呪力を測り、呪力が大きい方が相手を半永久的に操れるようにする術式よ』


「はっ……！？」


「！」


『貴方とは相性が悪そうね。白髪君』


「名前の意味って知ってるか？？……ていうかまあ、そうだな。俺無限だし〜？」


「君にも弱点があったんだね」


「うーん……でもさ、おまえ……何、その呪力量」






言われて首を傾げる


何かおかしいのかしら





「六眼でもまるで呪力の底が見えない。これなら宿儺に勝ったてのも納得だよ……」





そう言って冷や汗を垂らすグラサンくん



すーちゃんにも同じことを言われた気がするわ

私ってもしかして敵なし？


でも無下限……あ







『術式使って宿儺とか呪術師操って全部総動員させたら戦える』


「うおおおおおおおお！？やめろ！！！？絶対やるな！？」


「一回吹っ飛ばされてこいよ」


「硝子お前……！」


「なんにしろ宿儺がいないんだからそこまで心配する必要もないだろう」


『ここずっと見ないと思ったら……すーちゃんは死んだのね』


「ん？あ、死んではないよ。封印されてるだけ」


『あらそうなの』


「知らなかったのか……」


『言ったでしょ？別に友達では無いの』

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