【REBORN】もしも夏目がリ○の世界に行ったら【夏目友人帳】

36話 ページ36

「毛糸の手袋〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜！！？」

ツナの両手には27と書かれた手袋がほかほかと握られている。


「こんなんでどーやって戦うんだよ！？エンツィオとか武器出るんじゃないのかよ！？手の血行よくしてどーすんだよ！！」

「…さーな。とりあえずつけとけ」
「なっ！？」

「最後まで面白かったですよ、君達は」

城島はさらに勢いよくツナめがけて剣を振り下ろす。

「ひぃっ」

ガキンッ！
咄嗟に手袋で攻撃をガードしたが、反動で弾かれてしまう。

「、攻撃を弾かれたのか…？」
「た、助かった〜」

「ん？中になにか詰まってるぞ？」

指先に感じた違和感を確かめるため、ツナは左手の手袋を取り、中にあったものを出した。


ポロ…


「た、弾だ！！！」

(特殊弾！？)

「ソイツだな…。よこせ、ツナ」
「えっ」

「撃たせるわけにはいきませんよ」

弾を撃たせまいとリボーンに攻撃をけしかけるが、いともたやすく避けられてしまう。

「見た事ねー弾だな。ぶっつけで試すしかねーな」

「させませんよ。君の体を無傷で手に入れるのは諦めました」

「そんな！！うわあああ！！！」

リボーンは素早く弾をセットしツナにめがけて弾を撃った。

「間に合うものか…」

ﾄﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｰﾝ

「ボムをまともに食らいましたね。おやおや、これは重症だ。何の効果も現れないところをみると、特殊弾もはずしたようですね」

「……」

「万事休す…あっけない幕切れでした。無傷では手に入れられなかったですが、夏目君が無傷なので、まあいいでしょう。さあ、虫の息のその体を引き取りましょう」


(痛い…体中が…痛いよぉ…もう、死ぬのかな……)

ジリジリと近づく骸。

(もういいよな…よくやったよな…みんなごめん、オレらここまでだ…。もうたくさんだ…こんな痛いのも、こんな怖いのも…)

『んまあこの服っ！！』

「！」

『ツナったらまた散らかしたままでかけて〜っ！自分のことは自分でしなさいって言ってるのに〜〜！！』

(え…？か…母さん…？夢なのか……？)

『なんだよこれ？日直日誌沢田のテストまぎれてんじゃん！しかも…２点！酷すぎでしょ！！』

(あ…国語のテストだ…)

『あいつマジでダメツナだな〜っ。京子モノにしたいんならもーちょっとしっかりしろよ〜〜〜っ！』

「つーか何で黒川の悪口が…?」

『特殊弾の効果みてーだな』

「ん！？」

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