25話 ページ25
「おまえは、悪くないぞ」
「！」
ほう…
「全然おまえは悪くないんだ。みんなフゥ太の味方だぞ。安心して帰ってこいよ」
「ぃ゛っ！！」
頭を抱えるランキングフゥ太。
マインドコントロールをとく「一番望むこと」を言い当てたか。
「っ、…ツナ兄…」
ドサッと音を立てて倒れ込む。
「フゥ太！？おい！」
「君が余計なことをするから、彼、クラッシュしちゃったみたいですね」
「彼はこの10日間、ほとんど眠っていないようでしたしね。思えば最初から手のかかる子でした。
我々はボンゴレ10代目の所在のあたりをつけて日本に来たのですが、特定にはいたらなかった。
そこで、10代目と顔見知りと噂のフゥ太ぬんに来てもらったのですが、オメルタを貫き通しだんまりでしてねぇ。
さらには心を閉ざしてランキング能力までうしなってしまった」
「なんだって！？」
「それで仕方なく以前に作られた並盛のケンカランキングを使いツナとファミリーをあぶりだそうとしたんだな」
まるで名探偵のような華麗な推理で、僕のしていたことを当てた。
ああ、やはり面白い、赤ん坊。
「もくろみは大成功でしたよ。現に今、ボンゴレはここにいる」
笑いがこらえ切れなくやり、クスリと笑えば、逆上したかのようにボンゴレが突っかかってきた。
「罪のないフゥ太をこんなにしてっ、六道骸、人をなんだと思ってるんだよ！！」
「おもちゃ、ですかね」
「ふざけんな！！」
「クハハハハハッ！！ずっと使ってみたかったんです。漸く使える。いい機会を与えてくれて感謝しますよ、ボンゴレ10代目」
「夏目君、使わせて貰いますよ、君の身体」
「夏目だと…？」
ーーーー
夏目side
ーーーー
6度目の苦痛を終えた。
その時だった。
(全てを覚った)
(全てを見た)
(時が、きた)
「うわっ！」
いきなり弾き出されたかのように、転げ落ちた。いや、弾き出されたのだ。
彼の……六道骸の体から。
「コラ！何をする！」
ドサッ
「やめ、やめろ！！」
ガシャーン
「やめてくれッ！！」
ビッ
気がつけば、辺りは血と肉の海と化していた。
「う゛っ、うぇっ」
思わず、うずくまり吐き出してしまった。
普段吐きなれていないせいか、喉が切れてしまったらしい。血が混じっている。だが、それも気にならないほどの惨事だった。
「クフフ。やはり取るに足らない世の中だ。全部壊してしまおう」
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レイン(プロフ) - お久しぶりですね！更新再開したんですね！次も楽しみにしてます！ (2016年11月12日 10時) (
レス) id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
.nema - 更新再開楽しみにしてます！！！頑張ってください！ (2016年10月6日 20時) (レス) id: e0296d3664 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - おぉ？！絵が入っていて分かりやすいし、上手で綺麗ですね！夏目の目が六になってるのも見てみたいですね！これからの夏目とリボーンのいろんなキャラとの絡み楽しみです！更新毎日楽しみ待ってます！ (2016年7月15日 23時) (レス) id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
氷ノ江(プロフ) - マコトさん» はい、骸の意図したことではないので、そういう事になりますね。また何かわからないことがありましたらご連絡ください！答えられる限り答えますので！あ、イラスト褒めてもらえて嬉しいです、ありがとうございます。 (2016年7月15日 22時) (レス) id: 19db80fd17 (このIDを非表示/違反報告)
マコト - おお！なるほど！ありがとうございます！理解できました！骸が乗っ取ったために夏目が骸の幼少期の頃の記憶が見えてしまったということですね！ってことは記憶の件は骸の意図したことではないという事ですかね？((イラスト、漫画風でとてもカッコよかったです！！ (2016年7月15日 19時) (レス) id: f1a7d746af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷ノ江 | 作成日時：2015年12月20日 1時
