【REBORN】もしも夏目がリ○の世界に行ったら【夏目友人帳】

18話 ページ18

PRRRRRRRR


ピッ


『お、出たかディーノ』
「なんだ、リボーンか…」
『…お前、また寝てねーだろ』
「…」
『仮にもマフィアのボスなんだぞ、自覚を持て』
「…持ってる」
『フン……まあいい。本題に入るぞ』
「ああ…」


ひどく窶れているように見えるディーノの元に、元家庭教師であるリボーンから連絡が来た。


『お前に調べてもらいたいことがある』
「調べ物…何を調べればいいんだ？」
『六道骸…復讐者の鉄壁の守りから抜け出した脱獄囚について調べて欲しい』
「ああ、わかった」
『期限は来週。情報がまとまったら日本まで来い。ついでに獄寺の忠誠心を試せ』
「は？そんないきなり無理だって『チャオチャオ〜』っ、クソ、切りやがった……」

あの家庭教師め、全く人使いの荒い。
そもそも、オレは貴志を探さなければならないというのに……


恩師からの依頼を断るわけにもいかず、オレはしぶしぶ調べることにした。








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六道骸。復讐者の監獄を脱獄。看守とほかの囚人を皆殺しにし、その後、部下を2人引き連れ日本に向かった。そして黒曜中に帰国子女として転入。

主要人物は六道骸、城島犬、柿本千種。



おかしい。
脱獄をしてから日本に行くまで、約一週間の空白がある。つまり、脱獄をしてから一週間はイタリアにとどまっていた、というわけだ。
脱獄をしたのが1ヶ月と２週間前。


そして、貴志がいなくなったのが1ヶ月と10日前……。



六道骸等がイタリアにとどまっていた期間と貴志が消えた期間が重なっている……
貴志は、六道骸が連れ去ったのか？






「いや、考えすぎだろ、オレ」






そんなにあっさり見つかる筈がない。



「リボーンには、別に言わなくてもいいか…」







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「頼んだぞ、ルキーニ」
「yes、ボス」



商店街を歩く獄寺隼人を部下につけさせた。
伊達に裏社会に関わった訳では無いのか、すぐに気配に気づいたようだ。


獄寺は路地裏に部下達を誘い込み、ダイナマイトを咥えさせ、脅しをかけた。


「このクソ暑いのにうぜーんだよ。なんだ？てめーら」
「ふががーっ」
「誰の指図だ？言わねーと……」

口に咥えたタバコでダイナマイトに火をつけた

(アイツ、ほんとに手をつけられない悪童だな)


導火線をムチで打ち消し、姿を現した。

「オレだよ」
「あ？」
「んー。いーんじゃねーか？なかなか適任だと思うぜ」

「！ディーノ！！」

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