13話 ページ13
「よし、今度は美味いのを食べに行こう！フィレンツェにいい店があるんだ。こっからだったら、そんなにかからないし」
「え？でも、もう夕方ですし…」
「大丈夫だって。少し遅くなるとはロマーリオに伝えてあるし。せっかくだから食べていこう」
ーーーーー
シエナから電車で約1時間と10分くらいだろうか。2人はフィレンツェに無事たどり着くことが出来た。タクシーを捕まえ車に揺られること20分。ディーノのいういい店とやらについた。
「チャオ、店長」
「おお、ディーノさんじゃないですか。お久しぶりです。所で、そちらの可愛らしいお嬢さんは？」
店長と呼ばれたその人は、随分とガタイのいい男の人で、所謂イケメンという奴なんだろう。
ふと夏目は後ろを振り返った。
あれ、女の人なんていたっけ？？
「はは、コイツは男だよ。日本から来たらしい。訳あって今はオレと一緒に暮らしているんだ」
「こりゃ失礼。旦那にもとうとう良い人が出来たのかと先走ってしまいました」
こちらへどうぞ、と店長さんは奥へ案内した。
もしかして、俺が女だと思われていたのか…？
「貴志、何か食べられない物とかあるか？」
「？いえ、特にありませんよ」
「よし。店長、オッソブーコとパンツァネッラよろしく」
「了解しました」
店長さんは奥の厨房へと入っていった。
「ここのオッソブーコは美味いんだ。きっと貴志も気に入る」
「そうなんですか。楽しみです」
オッソブーコ……確か、子牛のスネ肉を使ったトマト系の料理だっけ。
「ロゼッタをお持ちしました。もうしばらくお待ちください」
ーーーーーーーー
「はぁー、美味かったなぁ」
「そうですね。少し俺には量が多かったですけど、美味しかったです」
「貴志は小食だなぁ。ちゃんと食わねーと大きくならねーぞ？」
ディーノのとの食事が終わり、あっという間の１日だった。
ディごきげご機嫌なようで、フンフンと鼻歌を歌っていた。
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「どうやら、噂は本当だったみたいですねぇ」
まだ時間はある。ゆっくりお話でもしましょうか、夏目貴志君。
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レイン(プロフ) - お久しぶりですね！更新再開したんですね！次も楽しみにしてます！ (2016年11月12日 10時) (
レス) id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
.nema - 更新再開楽しみにしてます！！！頑張ってください！ (2016年10月6日 20時) (レス) id: e0296d3664 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - おぉ？！絵が入っていて分かりやすいし、上手で綺麗ですね！夏目の目が六になってるのも見てみたいですね！これからの夏目とリボーンのいろんなキャラとの絡み楽しみです！更新毎日楽しみ待ってます！ (2016年7月15日 23時) (レス) id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
氷ノ江(プロフ) - マコトさん» はい、骸の意図したことではないので、そういう事になりますね。また何かわからないことがありましたらご連絡ください！答えられる限り答えますので！あ、イラスト褒めてもらえて嬉しいです、ありがとうございます。 (2016年7月15日 22時) (レス) id: 19db80fd17 (このIDを非表示/違反報告)
マコト - おお！なるほど！ありがとうございます！理解できました！骸が乗っ取ったために夏目が骸の幼少期の頃の記憶が見えてしまったということですね！ってことは記憶の件は骸の意図したことではないという事ですかね？((イラスト、漫画風でとてもカッコよかったです！！ (2016年7月15日 19時) (レス) id: f1a7d746af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷ノ江 | 作成日時：2015年12月20日 1時
