花沢類の弟ですが、何か？ (ページ9)

今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:41,629 hit

９話・栄二郎ページ9

「栄二郎。」

西門「おお、来たきた。」

教室に着いた俺はすぐに栄二郎のところへ行った。

「話があるんだろ？」

西門「よく分かったね。」

「勘だ。」

西門「ｸｽｯ)明日、俺の家でパーティーがあるんだ。」

「パーティー？」

･･･最悪だ。

西門「そう。久しぶりに司さん達も呼んでパーティーするんだって。」

兄さんが言ってた。と言う栄二郎。

「･･･俺、行きたくない。」

西門「って言うと思ったけど、もう予約入れたって兄貴が言ってるんだよ。鳴と類さんの分」

ますます最悪だ。
兄さん知ってるのかな？パーティーのこと。

西門「まあ、諦めろ、鳴。」

「･･･はぁ。」

俺はため息をついた。

ヴーヴー、ヴーヴー

「！」

すると、携帯が鳴った。メールらしい。

「･･･愛莉？」

さっき会った愛莉からだった。

《愛莉よ！わざわざ私がよろしくしてあげるんだから感謝しなさいよね！》

「･･･なんで、こんなに上から目線なんだよ。」

西門「ん、どうしたの？鳴･･･って、女の子じゃん！彼女？」

目が輝いてるぞ･･･栄二郎。

「んなわけないだろ。」

西門「なーんだ。で、誰？」

「C5とかいう仲間の"愛莉"って奴だ。」

西門「え？あの可愛い子？」

可愛い･･･か？

「可愛いかどうかはわからない、けど。･･･ツインテールだ。」

西門「え、羨ましい。俺も交換したい。」

･･･何が羨ましいのかさっぱりわからん。

なんなら俺と交換するんじゃなくて栄二郎と交換して欲しかったな。

「本当に栄二郎は総二郎さんに似てるな。」

西門「そう？ありがとう。」

別に褒めては無い。