花沢類の弟ですが、何か？ (ページ2)

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２話・知り合いページ2

職員室に行って担任の紹介を受けた後、担任の先生と一緒に教室まで行った。

「花沢鳴です。･･･よろしく。」

本当はあんまりよろしくしたくないけど。

人とグダグダつるむのは嫌いだ。
だから俺はいつも独りでいる。

俺が自己紹介を終えると、パチパチパチと拍手が返ってくる。

先生「じゃあ･･･花沢は西門の後ろな。」

「･･･！･･･はい。」

担任が指さした方を向くとそこには俺が知っている西門がいた。

俺は指定された席に座る。

西門「"また"同じクラスだね。鳴。」

「･･･そうだね。久しぶり、栄二郎。」

西門栄二郎。

西門栄二郎はあいつの名前。栄二郎は西門総二郎の弟。つまり、俺と一緒のF4の弟。という訳だ。

栄二郎とは英徳の小学校の頃から一緒のクラスに何度かなった。
兄同士の知り合いでもあったためよく一緒にいた。

西門「久しぶりだね。相変わらずでよかったよ。」

クスッと微笑んで栄二郎は言う。

「そういう栄二郎も相変わらずだな。」

西門「それはどうも。」

やっぱり幼い時から一緒に居たせいか、栄二郎と居ると安心する感じがある。

先生「えー、次に今日の予定を～～」

担任がベラベラと予定について話していく。

退屈すぎて俺は鬱むせになって話を聞き流していた。
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西門「おい、鳴。鳴、」

「･･･」

西門「鳴、鳴！」

「･･･ん、聞こえてる。何？」

西門「何？じゃなくて、俺と鳴だけだぞ？今教室にいるのは。」

･･･え？
辺りを見回すと栄二郎と俺しか教室に残っていなかった。
どうやらあのまま寝てしまったらしい。

「どういうことだ？」

俺は栄二郎に尋ねた。

西門「･･･鳴、着いて来て。」

「･･･？え、ちょっ」

俺は栄二郎に引っ張られながらも教室に出た。