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レオナの家族の暴走には巻き込まれたものの、無事に楽しく観光を終えたAとレオナは日曜日の夕方に学園へと戻る。
因みに彼女はポムフィオーレ寮へと戻った途端、駆け寄って来たヴィルにぺたぺたと体をチェックされ、ルークに二日間の出来事を尋ねられ、エペルにずっとくっつかれることとなった。
そして翌日、月曜日の昼休憩の時間。
｢A、今日は俺らと食べようぜ｣
｢先輩達も誘ってあるんだ｣
｢一緒に食べるんだゾ！｣
ハーツラビュル寮の彼らから誘われ、Aは大食堂で自作の弁当を広げていた。
先程ラギーとレオナに弁当を渡した時に自分宛だという手紙と荷物を渡されたのだが、彼女は一旦それは放置して机の端に置いて食事をとっている。
しかし、どうやらエーデュースとグリムは"あの"レオナから渡された物が気になっているようでチラチラと視線を送ってきていた。
｢……開けても構いませんよ｣
｢よっしゃ！ 開けんぞ、グリム｣
｢美味いものが入ってたら嬉しいんだゾ｣
危険物が入っていることはないだろう、ということでエースとグリムに開封を頼み、Aはその間に手紙を開いて内容を確認する。
そして内容を全て確認した後、思いっきり眉を顰めて嫌そうな顔をしたのであった。
普段表情を変えない彼女が嫌悪感を前面に出していることに、隣のリドルと前のケイトは目をぱちぱちさせる。
そして、荷物を開封していたユウ達は中身を見てカチンと固まった。
｢う、ウエディングドレスのカタログ……！？｣
｢え、何！？ Aちゃん結婚するの！？｣
実はこれ、先走ったレオナの家族から送られてきたのである。
送られてきた手紙の最後にはこう書かれていた。
｢『未来の義兄より』ぃ……？｣
｢完全に先走ってます、有り得ません。ただ観光しに行っただけで何故こうなるんでしょうね……｣
怪訝な表情を浮かべていた彼らだが、Aが遠い目でそう吐き捨てたことにより全てを察したようである。
唯一戦国時代の時代背景を知っているユウは、彼女がここまで遠い目をする理由が分かってしまって苦笑いしか出来なかった。
因みに余談だが、レオナの方にはAを捕まえておけという内容の手紙と、結婚式の挙式で行う演出を纏めた本が送られてきていたという。
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みっきーうっきー - とても、面白い作品ですね。更新停止とかやめてくださいね！応援しているので、頑張って下さい！諦めないで下さい！ \`∀´/ (2020年4月14日 22時) (
レス) id: fbdfd6ec63 (このIDを非表示/違反報告)
＊＊(プロフ) - 本編への組み込み方はもちろんのこと、描写のひとつひとつが美しくて読んでいてとっても楽しいです…！素敵な主人公ちゃんと出会わせてくれてありがとうございます。これからも楽しみにしています！ (2020年4月13日 13時) (レス) id: dd9fb51a76 (このIDを非表示/違反報告)
マツリカ(プロフ) - たまらないほどに読み進めてます！！こういう主人公ちゃん大好きです！！！続きを楽しみに何度も読み返してます。応援してます！頑張ってください！ (2020年4月12日 22時) (レス) id: 88d493ffab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆるり | 作成日時：2020年4月12日 18時
