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Ruggie side
本当は最初から気づいてたっス。
レオナさんの考えついた作戦と、Aが肯定した戦のやり方には差があるってことを。
けど、大会当日にやろうとしていたことを伝えてAに軽蔑されるのが怖くて言い出せなかった……。
エースくんとデュースくん、グリムくん、ユウくんの四人から追いかけられた時だって、別にAのことを道連れにする必要はなかったけど、手を振り払われなかったことで安心感を得たかったんス。
｢オレっ……Aのことずっと裏切ってたようなもんでぇ……！ 謝らなくちゃって……っ！｣
いっつも冷静で、表情も変わんなくて、感情も読めないAだけど、めちゃくちゃ優しくて。
オレもレオナさんもその優しさに甘えてばっかで、何も返せてないし、寧ろ裏切って恩を仇で返してたっス。
なのに、レオナさんがオーバーブロットした時、我先に突っ込んで助けてくれた。
オレもジャックくんも逃げながら魔法を相殺することしか出来なかったのに、Aは自分の怪我を二の次にして救出を最優先に考えてくれてたっス。
｢Aの腕が無くなった時にやべぇって……一番っ、傷つけたくない子に、おおけがさせちゃって……しんじゃうかもって……！！｣
オレもレオナさんのユニーク魔法『
体の中心からっていうか、奥からっていうのか分らないんスけど、カラカラに乾いていく感じがした。
それをあるからめちゃくちゃシンドいし、めちゃくちゃ痛いし、もう二度と経験したくないっスね……。
けど、Aは騙してたオレのことを突き飛ばしてたすけてくれた。
自分の身は気にせずに、次はレオナさんを止めようとしてた。
ぼろぼろと涙が溢れ出て、止まらなくなって、視界が歪んでAのことが上手く見れなくなる。
すると、溜息を吐き出したAに引き寄せられて……抱き締められたっス。
……えっ！？
｢貴方そんなに泣き虫でしたっけ｣
｢〜〜っ、うるさいっスよぉ……！｣
｢あのですね、私は私の意思で貴方達のことを黙っていましたし、貴方を突き飛ばしたのもレオナさんを元に戻そうとしたのも、全てそうです｣
｢ひぐっ……！｣
｢そこまで気にしなくていいので、泣き止んでもらえませんかね……まったく｣
ぽんぽんっと頭を撫でられて、背中を摩ってくるから余計に涙が溢れてきたっス。
この天然鈍感人誑しは、ほんっとに厄介で大好きっス……！
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みっきーうっきー - とても、面白い作品ですね。更新停止とかやめてくださいね！応援しているので、頑張って下さい！諦めないで下さい！ \`∀´/ (2020年4月14日 22時) (
レス) id: fbdfd6ec63 (このIDを非表示/違反報告)
＊＊(プロフ) - 本編への組み込み方はもちろんのこと、描写のひとつひとつが美しくて読んでいてとっても楽しいです…！素敵な主人公ちゃんと出会わせてくれてありがとうございます。これからも楽しみにしています！ (2020年4月13日 13時) (レス) id: dd9fb51a76 (このIDを非表示/違反報告)
マツリカ(プロフ) - たまらないほどに読み進めてます！！こういう主人公ちゃん大好きです！！！続きを楽しみに何度も読み返してます。応援してます！頑張ってください！ (2020年4月12日 22時) (レス) id: 88d493ffab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆるり | 作成日時：2020年4月12日 18時
