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エーデュースとユウがディアソムニア寮長について話をしているのを聞きながら、Aはエペルから貰った林檎ジュースを飲んでいた。
確かに凄かったのだが、彼女はそれとは別のことに気を取られていたのである。
それが下の内容だ。
｢そういやA、何であんなにディアソムニアのヤツらからアピールされてたんスか？｣
｢知り得ませんよ｣
｢え、何々、Aちゃんに何かあったの？｣
｢そう！ こいつすげぇんだよ！！｣
途端に興奮し始めたエースによって語られた内容に、ユウはギシリと固まった。
ポムフィオーレ寮vsディアソムニア寮、まず第一に絶対Aに妨害工作が行われない。
第二に、故意ではないといえ、彼女に魔法が当たりそうになったらディアソムニア寮生が相殺し、謝罪をしに来る。
第三に、ディアソムニア寮が他寮のと対戦している時は点を取る度にAに手を振ったり、ガッツポーズをしてきたり。
そして最後に、試合終了後は何故か彼女に駆け寄って来て感想を強請るのだ。
周りも意味が分からなかっただろうが、一番理解出来ていないのは本人のAである。
因みに、彼女に群がるディアソムニア寮生はヴィルとルークが蹴散らしていた。
｢ほんとに心当たりないの？｣
｢あったら悩んでいません｣
｢シシシッ！ オレらは余計に腹立ったっスけどね。ねぇ、レオナさん｣
｢砂に変えてやろうかと思ったな｣
｢やめなさい｣
全く反省していない様子のレオナに溜息を吐いたその時、Aは保健室に飛び込んできたふわふわの何かとぶつかった。
｢うわっ。あっ、ごめんなさい！｣
｢いえ、こちらこそ申し訳ありません。お怪我はございませんか｣
｢うん、僕は平気だよ！｣
オレンジの癖っ毛を持つ、可愛らしい笑顔を浮かべている少年は、Aに謝罪をしてから奥のベッドに座っているレオナを見つけて瞳を輝かせる。
そして、衝撃的な言葉を口にした。
｢あーーっ！ おじたん！ やっと見つけた！｣
｢ン？ 何なんだゾ、この子供｣
｢レオナおじたん！｣
ぎゅっと抱きついてきた少年に、レオナは面倒臭そうに脱力して額に手を当てる。
そんな中、少年を指さしながら目をまん丸に見開いているジャックは少年の言葉を復唱した。
｢レオナ、おじ………たん？｣
｢この毛玉は兄貴の息子のチェカ。……………………俺の甥だ｣
｢｢｢甥〜〜〜〜〜！？｣｣｣
Aを除いた面々の叫び声が揃った。
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みっきーうっきー - とても、面白い作品ですね。更新停止とかやめてくださいね！応援しているので、頑張って下さい！諦めないで下さい！ \`∀´/ (2020年4月14日 22時) (
レス) id: fbdfd6ec63 (このIDを非表示/違反報告)
＊＊(プロフ) - 本編への組み込み方はもちろんのこと、描写のひとつひとつが美しくて読んでいてとっても楽しいです…！素敵な主人公ちゃんと出会わせてくれてありがとうございます。これからも楽しみにしています！ (2020年4月13日 13時) (レス) id: dd9fb51a76 (このIDを非表示/違反報告)
マツリカ(プロフ) - たまらないほどに読み進めてます！！こういう主人公ちゃん大好きです！！！続きを楽しみに何度も読み返してます。応援してます！頑張ってください！ (2020年4月12日 22時) (レス) id: 88d493ffab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆるり | 作成日時：2020年4月12日 18時
