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Yu side
Aちゃんがめちゃくちゃ活躍してる……！！
僕は日本人男子の平均身長、171センチだけど、そんな僕から見てもAちゃんは小さく見える。
前聞いたら、確か148センチしかないって言ってたけど、今はその小柄さが凄く活かされてるんだ。
それに飛行術も上手だから、相手の先輩達のことを翻弄しまくってる。
あのグリムも、相手からディスクを取られそうになったら慌ててAちゃんにパスして助けてもらってるみたいだ。
三人がかりで囲まれて、突撃されても箒をまるで自分の手足みたいに扱ってクルって回って逃げちゃうんだ！
｢Aちゃん凄い！ かっこいいよーー！！ Aちゃーん！！｣
グリムにディスクが戻されて、今度はAちゃんがケイト先輩と一緒にフォローに回ってる。
一見冷たいようだけど、人に配慮出来て空気も読めるAちゃんはケイト先輩と仲良さげだもんなぁ。
今も息がぴったり合ってて、Aちゃんがラギー先輩を牽制しながら二人を相手取ってるケイト先輩のことを後ろから補助してる。
｢よっ……と！｣
｢吹き飛びなさいっ｣
｢Aちゃんナイスアシスト！｣
｢ケイトさんもナイスフォローです｣
｢チッ、クソが！！｣
｢おいっ、もう一回突っ込むぞ！｣
今はエースとデュースがグリムの前を走って、地上から魔法を相殺してるのを、Aちゃんとケイト先輩が上空からサポートしてる感じ。
両サイドから突っ込んできた二人を風魔法で吹き飛ばしてるけど、Aちゃんに後ろからもう一人が襲いかかってた。
｢――っ、Aちゃん後ろ！！｣
ケイト先輩が叫ぶけど、これはもう間に合わなっ……あれ？
｢う、うわぁっ！｣
何でかな、逆に相手の方が態勢崩して急降下していった……？
何でだろうってよくよく目を凝らしてみたら、Aちゃんがマジカルペンを何かを描くようにして動かしてる。
そっか、Aちゃんがマジカルペンを動かしてるのと同じ動きを相手がさせられてるんだ！
｢音を消さず、気配も消さず、無防備だと勘違いした後方から迫るだなんて……随分と浅はかですねぇ｣
言葉が刺々しく感じるのは僕だけなのかな、って思ってたら地上のエースが顔真っ青にさせてるや。
でも、このままいったら勝てるんじゃないかって。
僕は、そんな淡い希望を抱いてたんだ。
｢総員止まりなさい！｣
Aちゃんの声が響いた後、マジフト場は砂埃に包まれて見えなくなってしまった。
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レイ - とても面白くていつも見させて頂いています！更新楽しみにしてるので頑張って下さい！ (2020年4月12日 14時) (
レス) id: 906bb64cc1 (このIDを非表示/違反報告)
MaO(プロフ) - 何度も読み返す程、とても面白いです！いつも素敵な作品をありがとうございます！ (2020年4月10日 12時) (レス) id: 3dee49fcd0 (このIDを非表示/違反報告)
最初は、ぱー(プロフ) - 面白すぎて、イッキに読んでしまった…………。ゆるりさん無理のない程度に更新頑張ってください！ (2020年4月10日 3時) (レス) id: 9e43d059be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆるり | 作成日時：2020年4月9日 13時
