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Riddle side
朝、Aに会うことが出来なかったことから避けられているかもしれないと考えたボク達は、ケイトにあることを頼んだ。
ドワーフ鉱山のこともあって、エースとデュース、ユウ、グリムの四人は迷惑だと思われている可能性があるから除外。
オーバーブロットしてしまったボクは勿論だけど、彼女の頬を叩いたトレイもアウト。
ということで、適任者はケイトしかいなかったんだけれどね。
頼み事の内容は、スマホの通話を繋ぎながら彼女の本心を聞き出して欲しいということ。
ボクのスマホはミュートにしてあるから向こうに声は届かないけど、スピーカーにすれば会話を聞くことが出来る。
ほら、一番平和的な解決だろう？
｢確かに、結構Aちゃんに迷惑かけちゃってるから嫌われてても可笑しくないかも……｣
｢そうか、そうだよな……ははっ｣
｢いっ、今からAにスカート焦がしたことと怪我させたこと謝りに行けば間に合うよな！？｣
｢エース！ オ、オレ様も行くんだゾ！｣
一年生四人組がスマホを囲みながら落ち込んでいるけど、少しだけ静かにしてもらえないかな。
というかエース、それにグリムも未だ彼女に謝罪をしていないとは……有り得ない。
これが終わった後に罰則でも与えてやろう。
どうやらAのことを誘うのには成功したらしいね、ケイトは植物園を選んだらしい。
あそこは静かだし、昼寝しているレオナ先輩やラギーに邪魔をされなければ問題ないかな。
｢トレイ！ ボク達は避けられたわけではないらしいよ｣
｢よ、よかった……何か用事があったんだな｣
Aに嫌われていない、避けられてもいない、見捨てられてもいなかった。
そのことにボクとトレイは歓喜する。
隣でエースとデュースが自分達はどうなの！？ と騒いでいて煩いな……。
ケイトとAの会話を聞いていたら、彼女は昔から巻き込まれ体質だから、ある程度ならば巻き込まれても諦めて協力しているらしい。
何だか不憫に感じるのはボクだけかな。
でも、危険性も少ないっていうのはトレイも聞き逃せなかったようだね……目がギラついているよ、トレイ。
オーバーブロットは危険性が少ないだなんて、今までどんな危険なことに巻き込まれてきたのか、考えたくもないね。
｢唐突に自分の過去っぽいこと話し始めたな……今までどんな危険なことに巻き込まれてたのか、知れるかもしれない｣
｢そうだね、トレイ｣
けれど、ボク達はAのこの発言を聞いて思わず悲鳴をあげてしまった。
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レイ - とても面白くていつも見させて頂いています！更新楽しみにしてるので頑張って下さい！ (2020年4月12日 14時) (
レス) id: 906bb64cc1 (このIDを非表示/違反報告)
MaO(プロフ) - 何度も読み返す程、とても面白いです！いつも素敵な作品をありがとうございます！ (2020年4月10日 12時) (レス) id: 3dee49fcd0 (このIDを非表示/違反報告)
最初は、ぱー(プロフ) - 面白すぎて、イッキに読んでしまった…………。ゆるりさん無理のない程度に更新頑張ってください！ (2020年4月10日 3時) (レス) id: 9e43d059be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆるり | 作成日時：2020年4月9日 13時
