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｢実はですね、予想外にも御相手の殿方と気が合ってしまいまして……今も隣で楽しそうに皆様との会話を聞いておられますよ｣
｢｢はァ！？｣｣
｢待って、落ち着けオレ。今あいつは何て言った？ 気が合ったって言った？ 聞き間違いじゃないよね！？｣
｢え、ちょっ、は？ オレ、ホタルイカ先輩じゃなくてAを助けに行きたいんだけど！！｣
ジャックとエペルの叫び声、エースが慌てふためきながら現状確認する声、そしてA救出を最優先事項としてインプットしたオクタヴィネルの三人の声が画面から聞こえてくる。
Aが彼らの相変わらずな騒がしさに溜息をつく隣で、ゴーストの彼は微笑ましそうにクスクスと笑い声を零した。
というかホタルイカ先輩基、イデアの身に何が起きたのか気になるところである。
そう思って訪ねてみれば、何とイデアもAと同じくして冥婚の相手に選ばれてしまったというではないか。
｢成程。それ故に、皆様が一箇所に勢揃いしていらっしゃるのですね｣
｢そうなんですよ！ まさか亡国の姫のゴーストにシュラウド君が見初められるとは思いも寄りませんでした……本当ならAさん、貴女にも協力して頂きたかったんですけどねぇ｣
｢無茶を仰りますね。私とて一応被害者ですし、何より学園外に連れ出されておりますのに｣
実のところ、Aを花嫁に選んだのはゴーストの彼ではなく、彼の従者や側近、世話役などのゴースト達なのだ。
彼はきちんと良識のある人物であった為、冥婚なんてするべきではないと考えているらしく、きちんと学園へと送り返すと約束をしてくれていた。
だからこそ、Aは己よりもイデアを救い出すことを優先するべきだと皆に伝えたのである。
最初は不満げに反論していたフロイド達であったが、彼女と口で勝負して勝てるわけもなかった。
渋々ではあるもののイデアの救出を約束した皆に激励を送ってから、Aは何かあったら連絡をするとたまけ伝えて電話を切る。
｢くっ……ははっ！ 貴女の学友は随分と愉快な方々なんですね｣
｢そうですねぇ、皆様は個性が強いですから｣
さて、ここで彼のことを説明しておこう。
彼は
何故元の世界の、それも過去の人間がゴーストとなって此方に居るのかは知らないが、Aとユウが突如として異世界に飛ばされた時点で何でもありなのであろう。
彼女も文献に載るような偉人が目の前に居た為、静かに驚いたものだ。
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太宰、乱歩などの頭脳派推し - いろんな世界に行ってるみたいなので、其処で知ったボカロなどを歌ってみてほしいです！歌ってみた的な。 (2022年3月14日 3時) (
レス) @page20 id: 6e38a4139d (このIDを非表示/違反報告)
ゆるり(プロフ) - 舞夜桜さん» リクエストですね、大丈夫ですよ！ 喜んで承ります〜！ 少しお時間いただきますね。 (2020年7月27日 21時) (レス) id: 6a421b584d (このIDを非表示/違反報告)
舞夜桜 - モブ男が夢主を襲う｢身体中を触ったり、叩いたりする」 それを目撃したキャラが激おこする。 とか書けますでしょうか？ 無理でしたら大丈夫です！ (2020年7月27日 20時) (レス) id: 7970974f99 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるり(プロフ) - ミミズクさん» ありがとうございます〜！！ 無理してませんよ！ 楽しくやってますから！ これからも頑張りますね！ (2020年7月17日 9時) (レス) id: 6a421b584d (このIDを非表示/違反報告)
ミミズク - いつ見ても最高です！更新無理せず頑張ってください!!! (2020年7月16日 23時) (レス) id: e138928b3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆるり | 作成日時：2020年7月4日 16時
