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さて、食事を終えてから投票の行われる二十時まで時間を飛ばしてしまおう。
因みに言えば、昨晩は誰も死者が出ていないことに気が付いたノアとオリヴァーがAに詰め寄り、怪我がないのかと問い詰めていたり。
はたまた、Aとトレイの作ったケーキを食べながら、のんびりとお茶会を楽しんだりと、異常な空間で何とも自由に過ごしていた。
｢面倒臭いので早々に終わらしてしまいましょう。人狼が誰かなんて分かっておりますし、無駄に時間をかける必要も無いでしょうから｣
｢お前って肝座ってるよな……尊敬するわ｣
｢ボクは如何にも女子って感じの女よりも、Aさんみたいに格好良い女の人のが好きだけどね｣
｢それは分かるぜ！ ノアとは気が合いそうだな！｣
｢ボクは御免だね。貴方の周りは煩い奴が多そうだし｣
｢それは偏見だろ！？｣
何ともロイヤルソードアカデミーの生徒とは思えない発言である。
今は十九時五十分、後十分で投票での処刑が始まる時間だというのに、全くもって緊張感の欠片すら感じられなかった。
そんな中、意を決したような様子でアメリアが質問を投げかけてくる。
｢今、人狼は誰か分かってるって言った？｣
｢えぇ、言いましたよ。昨日襲撃を受けたのは私ですもの、誰か知っているのは当たり前でしょうに｣
｢人狼に襲われて死んでねぇのか……！！？｣
｢現に生きていますが。何か異論でも｣
エイダンの動揺と驚愕は分からんでもない。
見た目はまるで人形のような儚さを持ち、細くて華奢なAが、刃物を持って襲いかかってきた人狼を迎撃出来るとは思えなくて当然だ。
実際は、この場に居る誰よりも戦闘能力が高いのだが、態々教えてやる必要もないだろう。
エイダンの追求がくる前に、Aは静かに口を開いたのであった。
｢私は昨日、"赤髪"の人狼に襲われました｣
ざわりと空気が揺れる。
住人の中で赤髪を持つのはリドルとカーターのみではあるが、皆はリドルという選択肢を一瞬で消し去った。
朝食やお茶会を共にして、更には仲睦まじく談笑すらしていた彼が人狼である可能性は皆無である。
その結果、皆はぽかんと口を開いたまま硬直してしまったカーターに視線を向けたのだった。
だがしかし、Aはカーターが人狼ではないことを示す為に言葉を重ねていく。
｢ですが、カーターさんは人狼ではありません｣
｢ん？ んんん？ Aちゃんは赤髪の人狼に襲われたんでしょ？｣
｢はい。ですが、カーターさんではないのです｣
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太宰、乱歩などの頭脳派推し - いろんな世界に行ってるみたいなので、其処で知ったボカロなどを歌ってみてほしいです！歌ってみた的な。 (2022年3月14日 3時) (
レス) @page20 id: 6e38a4139d (このIDを非表示/違反報告)
ゆるり(プロフ) - 舞夜桜さん» リクエストですね、大丈夫ですよ！ 喜んで承ります〜！ 少しお時間いただきますね。 (2020年7月27日 21時) (レス) id: 6a421b584d (このIDを非表示/違反報告)
舞夜桜 - モブ男が夢主を襲う｢身体中を触ったり、叩いたりする」 それを目撃したキャラが激おこする。 とか書けますでしょうか？ 無理でしたら大丈夫です！ (2020年7月27日 20時) (レス) id: 7970974f99 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるり(プロフ) - ミミズクさん» ありがとうございます〜！！ 無理してませんよ！ 楽しくやってますから！ これからも頑張りますね！ (2020年7月17日 9時) (レス) id: 6a421b584d (このIDを非表示/違反報告)
ミミズク - いつ見ても最高です！更新無理せず頑張ってください!!! (2020年7月16日 23時) (レス) id: e138928b3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆるり | 作成日時：2020年7月4日 16時
