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すると突然、ぽふんっという音と共に真っ白な煙が発生し、Aの体を包み込んだ。
魔法薬学室へと向かおうとしていたアズール達は足を止め、シャワーを浴びて戻ってきたジェイドは驚きで目を見開き、彼女の近くに座っていたジャックとトレイン、フロイドの三人は煙を吸い込んで咳き込んでいる。
けほっ、と小さく控えめな咳が聞こえてきた為、皆がそちらを向いてみれば、子供用のシンプルな白色のワンピースが床に落ちているのが見えた。
｢こほっ……煙たいですねぇ、何事ですか｣
女性特有の高い声で紡がれる落ち着いた言葉に、聞き慣れた敬語口調、そして床で不規則に広がった美しい艶のある紫色の髪。
そこには、必要最低限の衣服、つまり下着とサラシのみを身に付けた大人のAが座り込んでいた。
格好的に宜しくないと判断したジャックは、力任せにベッドのシーツを剥ぎ取ると、Aの体を全て隠すようにシーツで包み込む。
｢ちょっと……見えた、悪ぃ。その、後で殴ってくれて良いから……取り敢えず、体は大丈夫か？｣
｢問題ありません。といいますか……これは一体どのような状況なのでしょう。フロイドさんから頂いた飴を舐めてから、記憶が全くないのですが｣
｢その、実はな――｣
幼児化していたという事実を聞かされた瞬間、Aは皆に向けて綺麗な土下座をした。
全くもって記憶はないが、絶対に失礼な態度と言葉遣いをしたという謎の自信があったからである。
一通り謝罪の言葉を口にした後、Aはこれから数日は自分に近寄らない方が良いと伝えた。
若しかして体に異常でもあるのだろうか、と心配したクルーウェルが彼女に手を伸ばしたその時、声を上げる暇すらなくクルーウェルは床へと押し倒されてしまったのである。
｢なっ！？｣
｢だから言ったのです。……精神が昔に引っ張られているようで、無意識に防衛反応が出てしまうのですよ。申し訳ございません、反射で押し倒してしまいました｣
溜息をつきながら彼の上から退いたAは、フロイドとカリム、エーデュースの四人に近付く時は気を付けて欲しいと言い聞かせる。
この後、Aに嫌な香りではないか、等と頻りに確認してくるジェイドとヴィルの姿が確認された。
＊
ハリネズミの毛玉様リクエスト、幼児化の御話。
mustard様のご希望にも添わせて頂きまして、記憶なしの幼児化となりました。
何時かは書きたいと思っていた内容なので、楽しみながら描かせていただきました！
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太宰、乱歩などの頭脳派推し - いろんな世界に行ってるみたいなので、其処で知ったボカロなどを歌ってみてほしいです！歌ってみた的な。 (2022年3月14日 3時) (
レス) @page20 id: 6e38a4139d (このIDを非表示/違反報告)
ゆるり(プロフ) - 舞夜桜さん» リクエストですね、大丈夫ですよ！ 喜んで承ります〜！ 少しお時間いただきますね。 (2020年7月27日 21時) (レス) id: 6a421b584d (このIDを非表示/違反報告)
舞夜桜 - モブ男が夢主を襲う｢身体中を触ったり、叩いたりする」 それを目撃したキャラが激おこする。 とか書けますでしょうか？ 無理でしたら大丈夫です！ (2020年7月27日 20時) (レス) id: 7970974f99 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるり(プロフ) - ミミズクさん» ありがとうございます〜！！ 無理してませんよ！ 楽しくやってますから！ これからも頑張りますね！ (2020年7月17日 9時) (レス) id: 6a421b584d (このIDを非表示/違反報告)
ミミズク - いつ見ても最高です！更新無理せず頑張ってください!!! (2020年7月16日 23時) (レス) id: e138928b3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆるり | 作成日時：2020年7月4日 16時
