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歯の浮くような科白というものを聞けば、世間一般的な女性は頬を桃色に染め上げ、照れながらも嬉しそうに微笑むのだろう。
しかし、今男が愛の言葉を囁いているのは"あの"AAである。
一切喜ぶ素振りなど見せず、寧ろ嫌悪と気味悪さを全面に押し出した雰囲気を漂わせていた。
Aが変な輩に絡まれていることに気が付いた何時もの面子が急いで駆けつけてきたその時、他のRSAの生徒が彼女に話しかける為に近寄ってきたのである。
茶色の短髪の男、黒髪の精悍な顔立ちの男、サラサラな黒髪を持つ細身の男、金髪でガタイの良い男、腰までの豊かな焦げ茶の髪の男、そしてブロンドヘアの男と勢揃いだ。
どことなくプリンス・チャーミングやフィリップ王子、エリック王子と似ているような気がして、Aは己の周りを囲んで威嚇している各寮長達に視線を送る。
｢あぁ……君がNRCに選ばれたということが信じられないよ。ロイヤルソードアカデミーに来るべきだ｣
｢貴方は人間……？ まるで御伽噺の人魚姫のような美しい髪だね｣
｢この舞踏会が終わった後、良かったら空中散歩をしないか？ 俺の国に伝わる魔法の絨毯に乗せてやるよ！｣
｢何コイツ。A氏の髪が綺麗なのは知ってるけど、勝手にキスするとか頭可笑しいんじゃないの｣
｢随分と好き勝手言ってくれんじゃねぇか。誰の獲物に手ぇ出そうとしてやがる｣
｢他人にここまで嫌悪感を抱いたのは初めてだね。やはりいけ好かない｣
そして、彼らの様子を確認したことを後悔した。
RSAの生徒が口を開く度に皆の機嫌が悪くなり、眉間に皺が深く刻まれ、時折舌打ちが聞こえてくるからである。
特に機嫌が悪いのはレオナとヴィル、マレウスの三人であり、額に青筋を浮かべながら怒気を垂れ流しにしているのだ。
｢うっっわ……怖過ぎ。ルークさんも何か雰囲気変わってるし｣
｢いやはや、皆様血気盛んですねぇ。ところでノアさん、あの馬鹿七人は一体どちら様でしょうか｣
｢あの人達はRSAの寮長だよ。癖が強いというか、気障過ぎて僕も嫌いなんだ｣
何時の間にか、ノアがすすすっと人の波を避けて横へと移動していたことに気が付いた為、Aは彼らが一体何者なのかを尋ねる。
そして、彼の話を聞いて漸く納得した。
RSAもNRCと同じく全寮制であり、尚且つ遥か昔の偉人を崇めて、彼らの精神に基づく七つの寮に組み分けをされるらしく。
簡単に纏めてしまえば、此処にいる七人はNRCと敵対関係にある偉人に関連があるのだ。
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太宰、乱歩などの頭脳派推し - いろんな世界に行ってるみたいなので、其処で知ったボカロなどを歌ってみてほしいです！歌ってみた的な。 (2022年3月14日 3時) (
レス) @page20 id: 6e38a4139d (このIDを非表示/違反報告)
ゆるり(プロフ) - 舞夜桜さん» リクエストですね、大丈夫ですよ！ 喜んで承ります〜！ 少しお時間いただきますね。 (2020年7月27日 21時) (レス) id: 6a421b584d (このIDを非表示/違反報告)
舞夜桜 - モブ男が夢主を襲う｢身体中を触ったり、叩いたりする」 それを目撃したキャラが激おこする。 とか書けますでしょうか？ 無理でしたら大丈夫です！ (2020年7月27日 20時) (レス) id: 7970974f99 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるり(プロフ) - ミミズクさん» ありがとうございます〜！！ 無理してませんよ！ 楽しくやってますから！ これからも頑張りますね！ (2020年7月17日 9時) (レス) id: 6a421b584d (このIDを非表示/違反報告)
ミミズク - いつ見ても最高です！更新無理せず頑張ってください!!! (2020年7月16日 23時) (レス) id: e138928b3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆるり | 作成日時：2020年7月4日 16時
