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マジフト大会では先週に選ばれており、尚且つマジカメ界では有名なケイトも、本来ならば観客から話し掛けられたり、ファンサービスを求められる立場である。
だが、彼自身としても知らない人間に愛想を振り撒くのは面倒な部分もあるし、何よりファンよりも大切なAが嫌がる環境を作り出したくはなかった。
その為、ケイトは事前に声援は控えめにして欲しい、と注意喚起を行っていたのである。
出来る男とは彼のことだ。
｢んじゃ、オレは障害物競走の選手なんで、集合場所に行ってくるっス。応援よろしく！｣
｢ラギーくんファイト！｣
｢頑張って下さい、ラギー先輩！｣
｢Aちゃんと一緒に応援してますね｣
｢いってらっしゃいませ｣
至極嬉しそうな笑みを浮かべてから手をひらりと振ると、ラギーは軽い足取りで運動場の隅へと移動し始めた。
因みにジャックは短距離走と中距離走、エペルとA、ケイトの三人は借り物競争に参加することになっている。
何故Aは借り物競争だけなのかという理由を説明すると、彼女が所謂助っ人役に収まるからであった。
怪我人やサボりが出たらその枠に入り、イグニハイド寮生が無理だと駄々を捏ねたら入り、といった具合に彼女は代役を務めることとなったのだ。
｢Aさーん、こいつ怪我しちゃったから代役お願い出来ない？｣
｢種目によります｣
｢騎馬戦！ こいつ上に乗る予定だったんだけどさ、開始時間が近付くに連れて顔色がやばくなってきたのよ。な、無理かな？｣
｢……騎馬戦なら構いませんよ｣
初対面の男子生徒三人の騎馬の上にAが乗る、という光景を想像したケイトとエペルは顔色を一気に悪くさせた。
例え親しいリドルやトレイ、エーデュースであっても良い気はしないというのに、それが全くの初対面の男子に許せるわけもない。
｢ちょっと待った〜！ Aちゃんを見知らぬ男子の上に乗せられないって！｣
｢騎馬の奴らも変更だ。俺とケイト先輩、イデア先輩で騎馬を組む。身長もすっげぇ差があるわけでもないから良いだろ｣
｢エ、拙者巻き込まれた……？｣
高身長の三人であるし、A一人を支えながら移動するのなんて屁でもない。
最初は巻き込まれてしまったと嘆いていたイデアであったが、運動をして疲労するのと、見ず知らずの男にAが触れられるという苦痛を天秤にかけた結果、参加することに決めたようだ。
項垂れながらついてくるイデアを励ますように、Aは優しく彼の背中を叩いた。
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太宰、乱歩などの頭脳派推し - いろんな世界に行ってるみたいなので、其処で知ったボカロなどを歌ってみてほしいです！歌ってみた的な。 (2022年3月14日 3時) (
レス) @page20 id: 6e38a4139d (このIDを非表示/違反報告)
ゆるり(プロフ) - 舞夜桜さん» リクエストですね、大丈夫ですよ！ 喜んで承ります〜！ 少しお時間いただきますね。 (2020年7月27日 21時) (レス) id: 6a421b584d (このIDを非表示/違反報告)
舞夜桜 - モブ男が夢主を襲う｢身体中を触ったり、叩いたりする」 それを目撃したキャラが激おこする。 とか書けますでしょうか？ 無理でしたら大丈夫です！ (2020年7月27日 20時) (レス) id: 7970974f99 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるり(プロフ) - ミミズクさん» ありがとうございます〜！！ 無理してませんよ！ 楽しくやってますから！ これからも頑張りますね！ (2020年7月17日 9時) (レス) id: 6a421b584d (このIDを非表示/違反報告)
ミミズク - いつ見ても最高です！更新無理せず頑張ってください!!! (2020年7月16日 23時) (レス) id: e138928b3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆるり | 作成日時：2020年7月4日 16時
