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フロイドがMr.Sのミステリーショップにて購入したキャンディをAに食べさせた結果、今のように幼児化してしまったこと。
気を失ってしまっていた為、保健室のベッドに寝かせてあったこと。
そして、今は魔法薬の効果が切れるまで、どの寮で世話をするのかを話し合っているところであると。
｢Aちゃんは、何処が良いかな？｣
｢どれも嫌だ｣
一刀両断、取り付く島もなかった。
記憶が無い状態での幼児化ならば、年相応にはしゃいでいる可愛らしい彼女が見られるか思っていたらしいが、それは考えが甘過ぎるであろう。
皆の淡い希望は、A本人によって呆気なく打ち砕かれてしまったのだ。
というか寧ろ、記憶が無い分、警戒心が最高値に達していて扱いづらいというのが本音である。
｢だがな、A。此処は男子校で、お前は唯一の女子生徒だ。元のお前ならば何をされても対処出来ただろうが、今は魔法も霊力も使えない仔犬なんだ。危険性を下げる為にも、誰かと共に行動しろ｣
｢……死んだら死んだで良い。たとえ私が死んでも、悲しむ人間なんて既に居ない｣
｢Bad Gir――｣
｢っ、待って下さい！ クルーウェル先生｣
あまりにも己を卑下する発言に対し、堪忍袋の緒が切れたクルーウェルがAのことを叱咤しようとしたその時、何となく事情を察したジャックが言葉を遮った。
ウィンターホリデーの時、電話口で大切な妹が居たということを聞いていたからこそ、"既に居ない"という言葉に引っ掛かりを感じたのである。
自分の身長が高く、体付きもがっしりとしていることを踏まえて、ジャックは出来るだけ柔らかい声色を心掛けながらAに話しかけた。
｢俺はジャック、Aとはクラスメイトだ｣
｢……。｣
｢A本人の口から、妹のことを教えて貰った｣
じっとジャックのことを見上げるだけであったAの指先が、妹の話になった途端にぴくりと反応した。
そのことにより、入学して少し経った辺りで妹の話を僅かに教えて貰っていたケイトもジャックと同様に、先程の彼女の発言の意味を理解する。
｢妹の小咲は、どうしたんだ。Aと小咲は仲が良かったって聞いてるぞ｣
｢……小咲は死んだ｣
｢そう、か。親御さんはどうした｣
｢殺した｣
死んだや殺されたでもなく、Aは"殺した"と口にした。
それが指し示す真実は、まだまだ幼い五歳のAが実の家族を殺したというものである。
そのことに気が付いた面々は、一斉に顔色を悪くさせた。
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太宰、乱歩などの頭脳派推し - いろんな世界に行ってるみたいなので、其処で知ったボカロなどを歌ってみてほしいです！歌ってみた的な。 (2022年3月14日 3時) (
レス) @page20 id: 6e38a4139d (このIDを非表示/違反報告)
ゆるり(プロフ) - 舞夜桜さん» リクエストですね、大丈夫ですよ！ 喜んで承ります〜！ 少しお時間いただきますね。 (2020年7月27日 21時) (レス) id: 6a421b584d (このIDを非表示/違反報告)
舞夜桜 - モブ男が夢主を襲う｢身体中を触ったり、叩いたりする」 それを目撃したキャラが激おこする。 とか書けますでしょうか？ 無理でしたら大丈夫です！ (2020年7月27日 20時) (レス) id: 7970974f99 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるり(プロフ) - ミミズクさん» ありがとうございます〜！！ 無理してませんよ！ 楽しくやってますから！ これからも頑張りますね！ (2020年7月17日 9時) (レス) id: 6a421b584d (このIDを非表示/違反報告)
ミミズク - いつ見ても最高です！更新無理せず頑張ってください!!! (2020年7月16日 23時) (レス) id: e138928b3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆるり | 作成日時：2020年7月4日 16時
