【愛されすぎな】平和過ぎるこの本丸は本霊様たちが集っています【審神者狐は可愛い】

第7話 ページ8

薬研side

ほけほけとしている俺たち。
とても和やかな空気が流れていたがそれは突然変わった。

髭切｢僕は変態なんかじゃないよ？Aを愛し、Aに愛される刀剣だよ！｣

膝丸｢兄者は変態だ！そして一振に光忠もだ！｣

一振｢髭切はともかく！私は素敵なイケメンの兄として通っているのでデマを流すのはやめてもらえるかな？｣

光忠｢3人とも変態でしょ？僕はかっこよくて優しいお兄さんだけどね？美味しいご飯だって作れるし！！｣

髭切｢へぇ。みんな自分は変態じゃないって言うんだね｣

一振｢俺は事実だからね。他は知らないが！｣

膝丸｢それは俺のセリフだ。嘘をついてるのはお前だ！ダウト！！｣

光忠｢そういう膝丸だってダウトだけどね？｣

髭切｢3人ともダウトでしょ。｣

一振、膝丸、光忠｢違う！！｣

そこには兄弟喧嘩を悪化させた源氏兄弟にとめるはずだったいち兄、光忠がまざり喧嘩を始めていた。
相変わらず喧嘩の内容が意味わかりねぇけどな。
お前ら全員変態だから安心しろ。

一振｢もっとも？貴方達なんなんです？後から来た分際とAに刀を向けた分際で初めからAを愛していたこの俺に変態などと。どの口が言えるんですか？｣

いや待て。そのことと変態は全く関係ねぇよ。
いち兄、１回｢変態｣でググってこい。

膝丸｢後から来ただと？知らん。俺は後だろうが先だろうがAへの愛情は誰にも負けるつもりは無い。よって変態はお前ら3人だ｣

いやだから訳わかんねぇよ。
その愛情が異常だから変態なんだろ。
お前も変態だ。お前らが変態だ。

光忠｢確かに刀を向けたこともあったよ？でもそれを乗り越えてそこに大きな愛情があるんだよ。何のストーリーもないモブキャラとは違うんだよ。よってモブは君たち3人だ！｣

いや変態どこいった。
なんで急に話題変わったんだよ。
喧嘩の議題は｢変態｣だろ。
いや切り替え分かんねぇよ！
なんで｢モブ｣の話になったんだ？！

髭切｢･･･なんかもう飽きちゃったなぁ。あ、A！｣

｢髭切！｣

髭切｢やっぱりAは癒しだなぁ。ぎゅー｣

｢ぎゅー！｣

もう1人飽きて抜け駆けしてる人いるが？！
いや、これはさすがに俺っちも･･･

宗近｢髭切近いぞ｣

鶯丸｢Aはこっちだ｣

薬研｢抜け駆けはいけねーぜ？｣

髭切｢ありゃりゃ。抜け駆けなんてしてないよ
〜｣

明らかに企んでる笑みで笑う髭切の旦那。
確信犯だな。危ない。

第8話→←第6話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す