第30話 ページ31
髭切｢そうさ。人間は実に愚か。そんな奴らに良いように使われて･･･許せるようなことではないよ。僕達の愛しい子も傷つけられて･･･｣
Aを見つめ頭をそっと撫でてやる髭切。
その目にはAへ向けられた優しさと、
何者かへ向けられた殺気を感じられた。
髭切｢でもね。だからこそ僕達もやられたことをやり返すようではダメなんだよ。それじゃ僕らもあいつらの同類。そして悲劇は悲劇をうむ。｣
宗近｢そうして争いは続けられてきた。いや今も続いている。争いが争いをうみ、憎しみが憎しみをうみ･･･永遠と繰り返していくのだ｣
宗近は遠くを見つめそっとつぶやく。
髭切｢だからAの判断は正しいよ。譲らない所は譲らないままでいい。ただ争いで解決なんてできない。｣
薬研｢んじゃ、どうやって政府のヤツらに諦めてもらうつもりだ？本題は奴らが本丸に住み着くのをどう断るかだ。｣
元々の本題。それは｢政府の警備員配置｣を断る方法だ。
宗近｢･･･あれはただ警備をするためではないであろうな｣
今剣｢どういうことです？｣
宗近｢何かほかの目的があるのであろう。･･･まぁ許すわけもないがな｣
宗近はまた遠くを見つめていた。
それを今剣は不思議そうに見つめている。
膝丸｢とにかく･･･明日来るのであろう？殺しはなしで何かないのか･･･？｣
髭切｢う〜ん･･･何も考えてなかったな〜｣
膝丸｢さっきまでのいいセリフが台無しだぞ兄者｣
張り詰めた空気が少し緩くなる。
うーんとみんなで頭を悩ますがいい案は出てこない。
すると突然光忠が手を挙げた。
光忠｢じゃあさ！僕達の分霊の刀を貰おうよ！｣
膝丸｢分霊？｣
光忠の説明はこうだ。
とりあえず結論的には警備員ではなく、自分たちでこの本丸を守れると証明すればいい。
しかし、ここで重要なのは自分たちは本霊であり、壊れれば政府にとって困るということ。
だから警備員をつけるということなのであろうが、そこをどうにかしなくてはいけない。
なら、分霊の刀を借りようではないかとなったのだ。
それなら、自分たちの人体は結界やら何やらで守れるわけで折れる心配はほぼ無い。
最悪自分の分霊を自分で呼び覚ませばいいわけだから警備員より断然強くて安心できるのである。
とはいえこれは結構ガタガタな言い分ではある。
自分たちのことを自分たちで守れる証明というのはないわけで。
まぁ警備員にもありゃしないのだが。
そこを証明さえできれば説得力は増すであろう
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桜花(プロフ) - 絆稀【きづき】さん» ご返信とご意見ありがとうございます！ですかね？(^_^；キャラ迷子しつつあるのですがそう言っていただけるようでしたら頑張ってみます！ありがとうございます！！！ (2018年2月13日 8時) (
レス) id: 891cb3b2ef (このIDを非表示/違反報告)
絆稀【きづき】(プロフ) - 桜花さん» いえ！ちゃんと作者様が考えて書いたのならそのままがいいと思います！ (2018年1月25日 19時) (レス) id: 4a2772f464 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 水瀬 華怜さん» コメントありがとうございます！修正しました！申し訳ないです･･･ (2018年1月17日 13時) (レス) id: 891cb3b2ef (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 絆稀【きづき】さん» コメントありがとうございます！実際は｢私｣なのですがあえて｢俺｣にしてみました。お気に召されないようでしたら変えることも考えますがいかがでしょうか？？一期一振さんのキャラが安定しないのでご意見お願いします！ (2018年1月17日 13時) (レス) id: 891cb3b2ef (このIDを非表示/違反報告)
水瀬 華怜(プロフ) - 第7話の、みっちゃんと薬研の台詞で、「抜け駆け」が「駆け抜け」になっています。 (2018年1月3日 10時) (レス) id: 964a2beb1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜花 | 作成日時：2017年7月30日 19時
